この世に生きることの授業料は本当に高く理不尽、と痛感。奇蹟なれど受難という生の授業料 つまらない感慨だが、この世に生を享けるなど、まさに奇蹟 をはるかに超える事象である。中島敦の『悟浄出世』に出てく 妖怪村の女怪の言葉 「考えてもごらんなさい。この世に生を享けるということは、 実に百千万億恒河沙劫無限の時間の中でも誠に遇いがたく、あり が いまさら、ありきたりだが、この世に生きる、この世を見… コメント:0 2024年12月01日 続きを読むread more
亀井勝一郎『島崎藤村論』、いきなり評論のテーマの提示、と結論。藤村の「沈黙」を探る 実際、この評論は非常な労作だと思う、島崎藤村の膨大な 作品、当時の全集をまずは基盤としている。藤村全体を仔細 に考察するのは大変な労力である。著者、亀井勝一郎は「藤 村の私生活を意味ありげに詮索するのは邪道だろう。ただ作 品を通してのみ語ることを心がけた」というのだが。 藤村の私生活は問題が多すぎるので、実の姪… コメント:0 2024年12月01日 続きを読むread more
今後、自民党が衆院で単独過半数を占めるのは難しい。国民無視のゴリ押し、官僚の傀儡ではもう無理。小選挙区制が裏目に 先ごろの衆院選挙で自民党は大敗を喫した。首相のイメージ が精彩を欠いていたのもあるが、あまりに官僚の傀儡となって の国民を無視したゴリ押し政策ばかりでは、いかに保守的な政 治風土の日本でも自民党の永久政権も風前の灯、というより、 すでに大幅に過半数を割っている。 自民党は1955年、保守合同で出来た政党である。… コメント:0 2024年12月01日 続きを読むread more