尾崎一雄『すみっこ』軽度の障害を持った子供への葛藤、私小説作家の希少な創作小説だが、ちょっと後味が悪い 昭和30年の短編集に収録されていた。一人の男が多分、作者 と思われるK先生に宛てて、ここをを打ち明ける手記、という 形である。 その男とは「眉月」という艦名の駆逐艦に乗り組んでいた、 もちろん戦時下においてである。そこで命からがらだったが、 傷一つ負わず無事に復員できた。そこで神とか運命に信頼を寄 せるように… コメント:0 2024年12月03日 続きを読むread more
アマゾンでの商品購入(塩ナイン)のはずが、中身が紙一枚。ヤマト伝票番号付き茶封筒で注文履歴は「配達完了」に 確かに支払いを代引きにしようとも、開けてみたら商品が 入っていなかった、偽物だったらどうしようもない。実際に 店舗で商品を見て購入でなければ、通販、ネットショッピン グで最大の、そもそもの危険は 商品が入っていない、偽物が入っていた、 というリスクである。そんなインチキでも、ヤマトで発送し たら、立派に「… コメント:1 2024年12月03日 続きを読むread more
『老人と海』E・ヘミングウェイ、ほぼ老漁師の独白で成り立つ、叙事詩的だが、内容は陰鬱すぎる 確かにあまりに著名なる作品、これで「ノーベル文学賞」と いやになるほど聞かされる作品である。正直、翻訳でもこれを すべて読み通したであろうか。まあ、多分、大抵は最初の1ペ ージの半分だけを読み、それは単にプロローグなのだが、最後 のエピローグの最後の部分を読むくらいな人が多くはないだろ うか。実は私もそうだった。「ノー… コメント:0 2024年12月03日 続きを読むread more