カレーに福神漬けの妙味、でもなぜ?


 mig.jpgカレーライスとは本当においしい食べ物だと思う。だが、
私自身については若くして腎臓病にかかり,刺激物たる
カレーが食べにくくなってしまった。これは本当に実生活
上でも無念なことである。でも最近はレトルトだけど「甘
口」に限定で少しは食べている。レストランでは甘口はな
かなかないのでオーダーできない。

 でも小学生時代、別に小学生時代でなくてもレストラン
で食べるカレーライスには必ず福神漬けが添えられていた
、最近は注文しないので分からないが。昔は家でカレーを
食べるのにソースを掛けて、辛いので水を飲みながら食べ
たものだ。病気ですっかり刺激物に弱くなった今では夢の
彼方であるが。

 食材の勉強と思って、

 「福神漬け」  七福神になぞらえていう。

野菜の醤油漬けの一種、大根・茄子・瓜・なた豆・しそ・
れんこん・椎茸など七種類の材料を細かく刻んで、みりん
醤油で下漬けしたのち、煮つめる。1885年、明治18年に
創業の東京名産」、・・・・とある辞典に出ている。

 七種類の野菜類を使っているなんて知らなかったな。

 福神漬けは、上野の漬物店「酒悦」の主人、野田清左衛門
が作ったという。七種類の材料を使っているから、福神漬け。
ただし命名者は、明治中頃の戯作者、梅亭金鵞だという。

  「そうさな、野菜がいっぱい入っているところと、酒悦が
仲町の弁天宮の近所だということに引っ掛けて『福神漬け』
はどうじゃろか。この漬け物さえあれば、他におかずはいら
ない。ご飯を何倍でも食べられる。贅沢せず、知らぬ間にお
金もたまってくるしな。福が舞い込む、東大の流行戯作者の
コンセプトもしっかりしているし、ネーミングよし、ボディ
こぴーもある」カレーライスの本、双葉社

 で歴史的にカレーライスに福神漬けが添えられるようにな
ったのは日本郵船の食堂が発端であったらしい。

 「日本郵船の食堂で、これをライスカレーに添えたら大変
な好評で、日本人の好みに合って今日まで続いている」

 「1932年、昭和7年、横浜港を出航し、シアトルに向かっ
た日本郵船の豪華客船、氷川丸のデッキ特設座席で『郵船名
物カレーライス』を毎日ランチで食べるという珍客があの、
チャーリー・チャプリンであった」

 福神漬けが添えられたカレーライスを食べながら、チャッ
プリンの感慨は?使われたカレー粉は格式からいって、英国
のC&B社のものに間違いないと云うから、チャップリンは
故郷の味を感じたのではないかとも云う。

 船の上で生まれた福神漬けの添えられたカレー、宝船に乗っ
た七福神を想起させる。

 一般的庶民に広まったのは、昭和初期だという。帝国ホテ
ルもメニューに入れた。またたく間に全国の家庭に広まった


 でも海外のカレーではないのは当然でも、カレーと福神漬
けは事実相性がいい。辛いものを食べた後に、醤油系、みり
ん系の漬け物で辛味が抑えられるとは噂にあるが。ある種の
舌の錯覚をさそうのかどうか。インドカレーの薬味のマンゴー
のチャツネに似ているという人もいる。また、らっきょうもカ
レーに添えられるという話もあるがあまり目にしない。

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