プーチン大統領は最後に勝利の道筋、スターリンのナチス打倒の再現の可能性
たしかに西側の報道、ましてあまりに一面的な日本の報道
ばかり聞かされていたら、プーチン大統領の窮地はロシアの
敗戦必至、という思考回路である。だが多少でも冷徹に考え
れば、スターリンの対ドイツ、ナチスとの戦いを想起すれば
いい、あの弱体極まるフィンランドにさえ。苦杯、なんとか
最後は停戦、いささかの勝利で終わったが、これはソ連への
過小評価の直結し、さらに散々な赤軍大粛清、もはや有能な
幹部は粛清の犠牲に、ソ連軍の崩壊に近い弱体化、さらに
フィンランドとの拙劣な戦い、フィンランド侵攻に伴う、
国際連盟からの除名、およそ最低な評価に落ちたソ連軍、だ
からこそヒトラーはソレントの不可侵条約を一方的に破棄し、
電撃戦でなだれ込んだ
「ソ連は腐った建物のようなものだ、ドアをひと蹴りすれば
倒れてしまう」
端的に言うならば、西側のロシア評価はヒトラーとさして変
わるものではない、大粛清のあおりでソ連軍はよたよた、兵士
の士気も低い、フィンランドとのまずい戦いでそれはすでに証
明されている。経済も崩壊寸前、・・・・・
対独戦は大敗殲滅的な敗退が続いたが、その敗退こそがソ連
を一致団結、蘇らせた。「もう戦費は尽きる、6月にはロシアは
崩壊する」国内メディア、にほんの国内メディアはこうだ。だが
本当にそうか「ロシア内で反プーチンの動き、クーデターもあり
得る」
そうだろうか、ならあれほど大粛清、赤軍大粛清で恨みをか
て戦争は敗退続き、そのスターリンがどうだった?最後の勝利で
はないか。ナポレオンのロシア遠征も弱体を過大評価しての誤り
であった。スターリンは赤軍も含め、2000万人を粛清、あらゆる
面でソ連は弱体化していた。
スターリンとヒトラー
現在の西側もその罠に陥っている。この苦戦、拙戦こそが
プーチン大統領の思うツボと考えるべきである。
西側はメディアはウクライナからの情報ばかり出している。さ
らにロシア側の言い分を無視している。「ロシアは腐った建物の
ようなものだ、ドアをひと蹴りすれば、・・・・・」今の西側が
そうではないのか。「ロシア崩壊は時間の問題、もう戦費が尽き
る」ロシア敗北への期待は高まるばかりだ、
だがここで散々な状況から最後の勝利を得たスターリンの言葉
「量はそれ自体が質を伴う」
ロシア軍の苦戦、敗退もナチスとの戦いを思えば遊戯のような
ものだろう。装備のお粗末さ、兵士のやる気のなさ、それはまさに
あの当時のソ連軍、赤軍にも共通である。バイデンはそれを理解し
ているとは思えない。
ところでJBpress記事で産経!の古森が寄稿している。といって
大半は引用なのだ。だったらその引用された文章を私も引用する。
「スタノバヤ」氏の文章の引用である
「プーチン大統領はロシア国内の反戦の動きを恐れている」という推測は間違いである。同大統領がいま恐れているのは反対にロシア国内の好戦の動きだといえる。ロシア国民の多数派の間で「ウクライナのネオナチを撃滅せよ」という声が強く、プーチン大統領に対してより強硬なタカ派的で積極果敢な攻撃を強めることを求めている。ロシア国内では以前から反米欧の過激なナショナリズムが強い。プーチン大統領はこの過激な好戦勢力の声に従ってウクライナでの軍事攻撃を拡大すると、ロシアにとってもきわめて危険なエスカレーションにつながると考え、好戦の扇動に乗らないように注意している。
・「プーチン大統領のロシア国内の支持勢力は側近を含めて離反しており、クーデターの可能性も高い」という推測も間違いである。ロシア国内の一部には確かにプーチン政権への反発の動きも伝えられるが、みな散発的、部分的な動きであり、同政権をこれまで支えてきた側近を含む主翼の支持層は揺らいでいない。むしろこれら支持層は現在のロシアの最高指導者にはプーチン氏しかいない、という確信を強めており、プーチン打倒はロシア全体にとっての自殺行為だとみなしている。
「領土拡大」ではないプーチンの本当の狙い
スタノバヤ氏は前記の論文で、さらに以下の点も強調していた。
・「プーチン大統領はロシア軍がウクライナで敗北しつつあると認識している」という推測も間違いである。この推測は、ロシア側の軍事侵略の主目的はウクライナ領土のできるだけ多くを制圧することにあるとする錯誤から生まれているようだ。確かにロシア軍のウクライナ領土の制圧地域の広さだけをみれば、侵略は成功とはみえない。だが、プーチン大統領の狙いはこれまでのウクライナ国家の根幹を破壊して、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を阻止し、軍事力を骨抜きにして、インフラを攻撃し続けることにある。広い領土を支配することではない。その意味では、現在の戦況でも、ロシアが負けているという認識はプーチン氏側にはまったくない。
以上の見解も、プーチン大統領がウクライナへの侵略で究極的に何を得ようとしているのか、という今回の紛争での大前提の設問につながっている。スタノバヤ氏のこのあたりの認識も日本の専門家たちの多くとはかなり異なるようである。
同氏のこの論文は発表とほぼ同時にイギリスやフランスのメディアに紹介され、話題を呼んだ。アジアでは韓国の大手新聞が同論文を掲載した。国際的な波紋だといえる。
だがプーチン大統領がピョートル大帝の道を歩み、「領土の
回復」を目指しているという報道もある。単にインフラ破壊、
NATO加盟阻止、というスタノバヤ氏の論文にも私は疑念を感
じる部分がある。
消耗戦から消滅線、西側のウクライナ支援疲れ、ロシア敗北
の期待もまず裏切られるであろう。ナチスに比べたらちょろい
者、だが今も昔もソ連、ロシア軍は弱い、弱いからこそ長期戦、
かくして最後に勝利する、・・・・・のかどうか、である。
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