日本は欧州のHEV(ハイブリッド)禁止に絶対同調してはならない、生活破壊と亡国の政策を許すな

抗議し、トヨタが全面撤退を警告したというが、私は
日本がエンジン技術、それにEVの利点を組み込んだHEV,
ハイブリッド車という至宝を絶対に捨ててはならない、欧
州に媚びを売るために、そのような取り返しのつかない誤
った決定を行ってはならない。岸田の「新しい資本主義」
に「1935年には新車はすべて電動化、エンジン禁止、HEV
も禁止」二トヨタが厳しく抗議したのは当然である。あま
りに論外な子どもじみた非常識がまかり通り、既成メディ
アはそれに迎合どころか嬉々として大衆操作、世論操作の
道具となっているのは見ての通りである。
純電気自動車、BEVとは要は模型の車のモーターライズ
と同じである。PHEV、外部充電可能なハイブリッド車か
らエンジン機構、ハイブリッド機構を取除いたものにし
か過ぎない。ハイブリッドが「エンジン車と電気自動車の
いいとことり」という以上は、エンジン車による
他に得難いメリットをすべて放棄した車にしか過ぎない、
一種の残骸的メカということである。そこに基本的に何も
新しいものはなく、じつようじょうのあまりに大きな問題
を抱え込み、解決の手段はない。端的に言えばBEVはいかな
る意味でもヘビーデューティーでない点に本質がある。
エンジンで発電充電、できないから搭載のバッテリーで
すべての電気を賄わなくてはならない、さらにモーターで
走行する以上は莫大な容量のバッテリーを搭載しなくては
ならない。エアコン、冷暖房、除湿などの機能は車に絶対
必須だが、此の寒冷期、酷暑期のフル使用の電力を駆動エ
ネルギーに振り向ける以外に搭載バッテリーで賄うなど
、しかも車は融通無碍に使用することに本質があるから、
そのあらゆる状況に対応以前の問題である。だからエアコ
ン節約の姑息な工夫を凝らす、これをすばらしい「BEV独自
のメカだ」などとあいも変わらぬBEV大絶賛一辺倒の既成メ
ディアはまさに日本を崖から転落させるようなものだ。
全面BEV化、エンジン禁止がなぜ絶対にあってはなら
ないことか、それを主張する本も数多く出ているが既成メデ
ィアはおよそ白痴的なBEV絶賛を続け、その問題点から目を
背けている。
車という特質を考えた場合、純電気自動車はその用途に対
応できない欠陥商品、おもちゃである。「充電環境」さえあ
ればBEVでいい?でも充電を始めて夜中に急用で多少でも遠
くに行かねばならない、当たり前なシチュエーションである。
充電を初めたら突然に急用が、急な知らせが、夜中にエアコン
をかけて不十分な充電状況でも出かけねばならない、まるで
用をなさない。パトカーや救急車もBEVしろというようだ、い
かに非現実的な馬鹿げたことかこれだけでもわかるだろう。
タクシーでも多少でも遠距離に行かねばならない、真冬、
真夏、雨で除湿機能フルでないとはしれない、もうBEVとは
バッテリー切れの断崖絶壁に常にさらされているようなもの
だ。
充電すればいい、で済む問題ではない。充電はスマホでさ
結構時間が架かる、エンジンのように3分程度あれば満タン
にできるものではなく、それは同時に待ち時間の極大化とい
うことに直結する、充電スポットを数多く作ればいい、わけ
ではない。ガソリン、、軽油でさえお盆など江はスタンドは
行列が出てしまうのである。
さらに充電に要する莫大な電力である、何年か前、共産党市
議だったか、旅館に泊まってPHEVに偶然に見つけた外の充電
コンセントで一晩充電したら辺り一帯、100軒以上が停電した
という話がある。それほどの莫大な電力、通常一晩充電した
た普通の家庭の一週間分近い電力が消費される。それで全面
BEVかしたらどうなるのだろうか?再生可能エネルギーがどう
こういうレベルではない。
BEV化したら万事OKでなく万事ダメになるわけである。
緊急車両も自衛隊車もタクシーも「超定形的使用」を大きく
踏み外す使用条件の車なら全て破綻を招いてしまう。
二酸化炭素気候変動説は仮説であり、二酸化炭素などより
遥かに巨大な気温決定要素があるというのに0.035%から0.038
%への「上昇」で気候変動が生じる可能性はまずない。かって
の地球の二酸化炭素濃度はこの何十倍もあって現在は最低レベ
るなのである。その議論は別の議論にせよ、仮説であることは
確かだ。だが異次元の議論でもここかた思考の荒唐無稽な連鎖
が展開し始め、ついに全面面BEV化というのである。もし、仮
説にしろ、二酸化炭素排出を問題とするならトータルでは全く
人為的製造!だから同じことである。子供だましもほどがある。
EVとは大ざぱに云えばハイブリッド、HEVからエンジンを取
リサったものだから、メカ的には残渣である。エンジンの生む
利便性を一切、失うための弊害は重大である。用途、利用は
極度に制限される。車が持つ、融通無限、自在性は失われてし
まう。また水素燃料電池だが水素の現実的な大量実用化自体が
不可能である。アポロ13号の悲劇も念頭に置かねばならない。
水素のエネルギーポテンシャルは低く、水素を分離精製、運阪、
保管で水素の生むエネルギーの10倍以上必要である。いわゆる
社会全体で考えたらナンセンスエネルギーである。
しかし築き上げた至宝の工業技術、内燃機関という機械工業
、莫大な裾野を持つが、それを失うことの人類の破滅に繋がり
かねない重大な損失に平然として政治的利益、打算しか考えな
い政治家は亡国の極みである。自動車整備工場、自動車用品
販売、GSまで含めて失われる雇用は莫大であるし、うしなわ
れる技術、設備も莫大だ。失われたものは二度と戻らない。
BEV、原発といえどもすべて近代石油文明の上に載っている
。莫大な石油化学製品、樹脂製品、エネルギーなくして原発も
運用できないし、ましてやEVである。ガソリン、軽油の販路を
失ったら石油プラントの維持は難しい、いったい何を考えてい
るのかである。
バイデンがサウジを訪問したが、サウジは「非現実的な再生
エネルギーなどに没頭し、石油への新規投資を抑えようという
ならもはや原油は輸出はできない、常に新規投資行って初めて
石油は産出輸出できる。非現実的な政策をふりまわし、石油へ
の投資を妨害する国への輸出は制限も考える」と警告した。
このまま欧州、中国などの全面BEV化への同調は絶対に許し
がたい亡国の道だ。
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