俳句、みんなちがってみんないい、という気もするが、俳句初心者の思い


 私は俳句の、いわゆる「選句」というのが全く苦手である、
要は、いい句、下手な句、の区別、もちろん専門的な方の作
る句は、いかにも「俳句らしい」巧妙なものだ、巧妙という
言葉は適切でないかもしれないが、「いかにも俳句らしい、
うまい句」は私にも分かる、分からないではない。だが俳句
は短い、そこに季語、というと織り込める語句は極小である、
極小の中に、・・・・・だが俳句の目的は何なのだろうか、
詩情なのか、風刺なのか、生活感情なのか、景観描写なのか
、・・・・・短歌となると上手い下手はかなり明らかだが、
結局、7+5にしか自らの創作を織り込めない俳句は、だから
こそテクニックが要求されるということに成る。だが上手い句
とはなにか、を突き詰めると、生活感情が深化される形で巧み
な言葉で表現される、くらいで、俳句は下手でも稚拙でも自分
なりの生活感情が多少でも表現されていたらそれでいい、人か
ら、実は他人の評価ということが俳句では他のジャンルに比べ、
非常にウェイトが重いが、上手い句は諦めて自分の楽しみにな
ればそれでいい、だから俳句は金子みすゞのいうところの

 みんなちがって、みんないい

 が体現されるジャンルではと思ってしまう。俳句というジャ
ンルの最大の特徴は異常な短さと、以上に上手い下手という品
評会が重大なウェイトを持つことでこれは大きな特徴だと感じ
るが、上手い下手との評価は気にしない、みんなちがってみん
ないい、これは俳諧のトレンドに真っ向だが、これもまた一つ
の考え、幼稚と言われたらそれまでだが、

 どこかに「誉められる俳句の言い回し辞典」など?あるはず
ないけど、経験的にそれを蓄積しているのが「俳人」なのでしょ
う。

 だから生活実感を織り込む、ことに価値があるなら芭蕉、蕪村
より一茶の俳句が親しみが持てるというものだ、まずは気楽に、
ということで初心者はいくべきかな、褒められようともわないこ
と、気にしない、気にしない、である。

 俳句を、みんなちがって、みんないい、などというと俳句を
バカにするな、と叱られるかもしれないが、下手でいいです、
という気楽さが自然さを生むのでは。どこまでも俳句初心者の
私である。

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