アサヒ飲料はなぜ日本茶で失敗を続ける?ネーミングの失敗だけが原因か?

茶での低迷、はっきり云えば失敗が妙に気になっていた。国
内での日本茶、ペットボトル商品がいつから本格化したのか、
定かな記憶はないが、もうかなり昔からだとは思う。そこで
日本コカ・コーラは「綾鷹」、キリンは「生茶」、サントリ
ーは「伊右衛門」と盤石の定番商品となっている、それら、
大手の他社の定番商品の最初のリリース時期、より多少、遅
いくらいの時期だった気はするが、やや後発で「満を持して
て」アサヒが放った日本茶、しかもネーミングが正直、違和
感を覚えさせるもので、・・・・・「若武者」、記録によれ
ば2005年だったという。もう少し前のような気もするが。で
もまあ、その辺りだろう。
で、問題はアサヒが満を持してやや後発のリリースの日本
茶の商品名が「若武者」というネーミングのセンスの問題で
ある。「日本茶」に「若武者」、しっくりこない、という以
上に何か対立しそうな雰囲気である。若い武士、と『日本茶」
雰囲気的におかしな取り合わせである。ネーミングとしては、
やや異常である。「落武者」とでもシたほうが日本茶らしい、
しっくり感がでそうだが、この「若武者」酒でも欲しがりそ
うな「若武者」のイメージ、というネーミングの失敗が、そ
のままセールに悪影響をしたとしか思えない。
古来、茶の道はある、非常に盛んであった、だが若武者は、
時代はいつ頃の若武者を設定してのネーミングなのだろうか、
戦国時代、安土桃山?織豊政権、徳川時代、若い武士が茶の
道とはどうもあまりしっくりこない。武家茶道は江戸時代か
らといえるが、上級武士の嗜みであり、あまり若造武士が茶
の道は一般的ではない。
結論として商品名、ペットボトルの日本茶の商品名として
失格だろう。サントリーの伊右衛門は宇治の露製茶会社のお
茶の商品名である。「若武者」はそのものズバリすぎて、不
似合いのそのものズバリである。
その後「若武者 濃厚」を2008年に、でもさっぱり、定着
しなかった。アサヒ飲料の今の日本茶商品名は「なだ万」、
和食、懐石料理の伝統的なお店だが、あくまで懐石料理、和食
の名店である。お茶の商品名にはこれも不似合いだ、やはり低
迷で販売しているのを見たことがない。
アサヒ飲料は日本茶は実質投げているということか。
この記事へのコメント