「閣議決定」で実質、全て決定され、国会は形骸化、立法権を踏み台にした行政権の完全な支配構造


 Junichiro_Koizumi_20020507.jpgいかに国民に不利益を与え、民主主義を毀損し、人権を不当
に制限する法案、政策決定でも「閣議決定」さえ済ませれば、
あとは政権党の絶対多数、党議拘束で議会通通過で成立、とい
うのがすべてのパターンと云って何の過言でもない。つまり
、物事が実質決定されるのは閣議決定なのである。閣議とは
行政権の側にあるものというべきである。立法権は国会にあり、
国会は国の最高機関とはいうが、実際は閣議である。いかに、
国民を困らせる、不利益を与え、人権を不当に制限する決定も
閣議決定が実質全てであり、国会の議論、議決は単に形式であ
る。

 議院内閣制とは行政権の最高機関の内閣に立法権の議会から
市の構成員を送り込むことである。日本が三権分立といって、
実は三権分立ではなく、立法権と行政権が実質癒着している、
という俗に跛行敵三権分立と言われるがそんな甘いものではな
い。

 国権の最高機関が国会というのはウソであり、内閣であり、
閣議決定権である。最近「国葬に法的根拠がない」という批判
にヤフーニュースが取り上げていたが「閣議決定で決まれば
、それが法的根拠だ」というものがあった。確かに閣議決定は
国権の最終的最強の発動なのである。議院内閣制、政党政治、
小選挙区制、とくれば、すべての実質的決定権は閣議決定と
なる。[閣議決定」=法的根拠、という裏には、議会が形骸化
し、全ては内閣の決定、閣議決定でそのまま決まるという、
国民の側の意識があるからであろう。

 警察庁がすでに交通違反制度、その免停取消制度、更新制度
があるのに「精神病名」を利用した高齢者への曲に不利な権利
制限、過重な義務の負担を課した道交法改正案でも、内閣は
議会の議員であろうとも、その立場は行政権側である。だから
官僚と一体化している内閣は官僚の決定を基本的に全てそのま
ま認める、その儀式は[閣議決定」なのである。国民が「おい、
おい、それは困る」という官僚決定の法案は数知れないが、「
おい、それは困る」という官僚立案の法制度も間違いなく行政
のがわの最高機関である内閣の決定、「閣議決定」で実質、全
て承認され、法案化される。議会での質問、投票でもはや、そ
れを覆すのは不可能である。なぜなら政権党から内閣が構成さ
れているからである。まさに立法権を踏み台にした行政権の
圧倒的支配の構造である。

 議院内閣制、近代官僚制度、小選挙区制、党議拘束、公認権
と考えれば要は内閣の、行政権の圧倒的優位で、内閣は官僚
も回し者でしかなくなる。だが議会を踏み台とする議院内閣制
だから議会を完全に形骸化出来る。小選挙区制度で少ない得票
率で相対一位がすべてを取る、得票率と乖離した圧倒的議席数
を得る、底からの内閣、それは官僚性と一体化した内閣である。

 民主的要素はどこにもない、としかいようがない。ただ「民主
主義だ」と教えられる教育段階からの愚民化のみ徹底である。



 

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