宝塚、懐かしの写真館(207)玉川清子、「海夕立」 『歌劇』昭和9年8月号
海と山、どちらが好きと聞かれたら、私は「海が好き」と
答えます。
山ももちろん、キライでもないけど私は足弱で、なかなか
登れないというのが現実である。
去年の夏は須磨磯子さん達と神戸から船で洲本に行きまし
た。多少は泳げるというので、波と遊んで楽しい一日でした。
今年も行ってみたいけど、去年までと違って忙しくて、まだ
一度も泳いでません。淡路からの帰路、夕立にあって身が縮む
怖さでした。
私は宝塚生まれですが六甲にはまだ登ったことがないんです。
宝塚歌劇と行って生まれも育ちも宝塚という人は実に少なく、私
と予科教授の竹中先生くらいえしょうか。田舎ですしね。
子供時代は小浜村の小学校に通いました。遠足というと、よく
新温泉内の動物園に、そこの舞台でまさか将来立つとは、夢にも
思いませんでしたわ。
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