台風には日本にはなくてはならない、被害もあるが


 今年の西日本は本当に少雨だ、空梅雨は酷暑と渇水、水不
足をもたらす。今年は西日本限定だが、本当に空梅雨、で
梅雨の時期のカンカン照りは正真正銘の超猛暑となるし、さ
らにダムの貯水量は目に見えて減少する。6月からこの極端な
少雨、カンカン照りが延々と続いている。その割にはダム貯水
率は数少ない降雨を捉えて、なんとか平年並み近くの貯水率を
保っている。が、・・・・・暑い。東京の知り合いなどは涼し
いという、東日本はしょっちゅう雨である。その逆が西日本、
ただし南九州などは台風の影響で雨もあったようだが。

 そこで今度の台風14号、まさか風台風でないことを祈る。
1991年の台風19号は最悪だった、来る前から洞爺丸台風に
似ていると最大の注意が呼びかけられた。山陰の沿岸沿い
に猛スピードで台風が突っ走るという最悪のコースだった。
雨がほぼなく超強風で凄まじい被害が出た、塩害だ。電柱
のトランスが塩害で爆発した。

 日本は雨量が多いと云うが、受け止める面積が狭い、地形
が急峻、島の形が狭く細長いでまともに水を保持出来ない。
明治に視察に来たフランス人技師が日本の川は川ではない、
滝だ、とあきれたとほどであり、また地下水脈も非常にでき
にくい。だから必至にダムを3000以上も築造しているが、そ
の3000以上の全部のダムの貯水量を合わせても、世界では20
位程度のあまり家のフーバーダムの60%ていどえあるし、トッ
ぷのアフリカのダムの10%ほど、自然湖を浸かった真の最大の
ダムの、アフリカだが1%ほどしかない。全ダムで、である。
それに対する人口はまた多い、産業活動も活発だ。日本ほど、
水に恵まれないくにも珍しい、というと言い過ぎ家といえば
言い過ぎではない。

 空梅雨でなくとも梅雨明けからの快晴続き、なら水不足は避
けられない。そこで台風は被害も覚悟でもう日本に欠かせない
、というほかはない。だが渇水の年は意外に台風が上陸しない
もので発生数も低調である。

 なんとか台風14号、やっとだが本当に強風なら、「頼むから
早く過ぎてくれ」という気持ちには成る。ただ雨の期待は大き
いいし、台風無くしての秋の渇水は容易には解決できない。

 早明浦ダムがいつだったか、ついに貯水率ゼロ、が台風で一気
に100%となったこともある。台風は日本になくてはならないわけ
である。災害防止には万全で、であるが。

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