天涯孤独だからこそ、出会いを大切に


 私という人間は本当に孤独、本来は孤独な人間でも何でも
なかったんですが、そこまで家庭に邪魔されてしまって、
結果が孤独に。孤立無援の期間がやたら長かった。大学で
さっぱり友人ができず、人生の不幸は大学にあり、という灰
色どころか暗黒、よくまあ、生きてこれたと思います。でも
偶然、全く偶然というもので京都の方々との出会いがあり、
これは生涯大切にしたいと思います。長く友はいなかったし、
親はいないほうが数億倍好ましいような親、荒涼以下の家庭
、でも今の家庭は幸福の極み、生まれ育った宛医は冷酷無比
だった、ただ猫だけが救いだったのですが、思い出すといえば
猫ばかり、大学でも私は恩師もなくお師匠さんという人も持て
なかった、すべて独学、みたいなものだった。

 生まれ育った田舎は飲食店は少なくなかった。だが親が
子供を連れて行ってくれたことはなく、あの父親などは
自分一人で食いやがっていた。私は我が子には、なによりも、
いい思い出を作ってほしい一心で私なりに努力を重ねた。子供
供時代、青春時代のいい思い出は生涯の財産だ。私は宇宙開闢
以来のトラウマしか与えられなかった。

 10月の連休は予定があります。念願の京都トップの懐石の
お店に、和食はどちらかと言えば苦手、でも名店の和食なら、
それは別だと思います。もう出会った方々のために惜しまず、
無論顔、家族のためには惜しまず、不幸過ぎた子供時代、青
春時代、その後の長い孤独な人生をこれからはせめて癒やし
たい、という気持ち、孤独ならばこそ、出会いは大切に。そ
んな出会いがそれほど多くあるはずはない。あせらず、という
気持ちもまた大切。お付き合いもあくまで地道でなければ、か
えってご迷惑をかけてしまいます。

 
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