水田が続々と太陽光パネルに、農業の危機と再生可能エネルギーという名の自然破壊


 ダウンロード (2).jpgいま日本の農業が存亡の危機に瀕している。元来、米価は
低迷し、到底採算が出るレベルではなかったものが、さらに
肥料代、燃料代、資材代などの一斉の高騰、後継者のますま
すの不足など農業継続への悪要因が噴出している。肥料は
化成肥料は圧倒的に輸入である、なら有機肥料に、という論
調もあるが、それも必ず輸入に行き着く、油かすといって、
とうもろこし、大豆など自体がそもそも輸入だし、畜産動物
からの有機肥料もその飼料は輸入である。さらに円安である。
もっともあおりを食っているのは農業であり、米作は特に従
来からの価格低迷で米作の耕作放棄は増加の一途である。
市街地の米作なら住宅地に転用もできるが、それも出来ない、
純農業地域では国が

 水田跡地への太陽光パネル設置をすすめるお達しを出して
いるという。

 とにかくメディアのミスリードは凄まじい、「再生可能エネ
ルギー」は自然でも何でもない、実は全く逆である、自然から
の人為的な収奪の挙げ句のものである。水力発電が河川の自然
な流れを止めてのものであることはわかりきっているが、自然
からの収奪は再生可能エネルギーであろうと、典型的な自然破
壊である。太陽光パネルもその典型であり、「再生可能」=
「自然、環境にいい」という真逆を延々とミスリードのメディア
の責任は重大である。特に水田は水資源の維持、自然な生物環境
の保全に果たす役割は重要である。だが米作の継続はますます
コスト上昇、後継者難、価格低迷で困難で耕作放棄は増加だが、
「もう継続が無理なら太陽光パネル設置をされたら」と国が勧誘
、陰に陽にであるが、勧誘するが単に美観が非常に悪いだけでは
ない、地上に降り注ぐべき太陽光を人為的!の幅広く遮断がそこ
に本来の自然な生命活動を崩壊の危機においやらずにはおかない。
環境原理主義は滑稽で、再生可能エネルギーが人間のエゴに発す
る自然からの収奪の思想をあたかも環境にいい、という全くの
誤りに依拠する限り、世論誘導と洗脳をまた見逃すわけでにはい
かない。風力もしかりである。

二酸化炭素増加こそ悪と決めつける、誤ったドグマの行き着く先
はなんだろうか。二酸化炭素は生命界を支える光合成のまさに
最重要物質である。その濃度はなお地球歴史上最も低い、

 1985年すぎまで、どちらかと云えば寒冷化の傾向が強かったが
それが緩和されきていた。しかし厳冬はある。だがCO2悪玉説の
極まるところ、全く自然でもない、逆に環境に本来的に悪い、原発
や太陽光などがCO2を出さないから環境にいい、という倒錯した
誤りが大衆操作され、吹き込まれている、今年の夏が暑かったのは
何もっっCO2の「温室効果」とは全く無関係な現象なのに、気候
現象が全てCO2悪玉論にこじつけられる。

 ともかく水田が続々と太陽光パネルに置き換わるのは窮極の
自然破壊である。あまりのコスト上昇から来る農業放棄対策を、
政治の最重要課題の食料確保の観点からも最重要施策として推進す
べきである。肥料は全世界で奪い合いである。「なんなら太陽光を」
といいう誘導くらい、愚かな政策はないはずである。

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