腎臓病の薬はない、腎臓に直接働きかけて機能を回復させる薬はない、名患者になろう


 腎臓病の薬というからには、腎臓の病変部分の組織を修復
し、腎臓の機能をかなりの程度で回復させるものでなければ
、「薬」とはいえない。本来的な意味で、組織の修復をもた
らし、相当程度の機能回復をもたらすという本来の意味での、
腎臓に直接働きかける、「薬」は現実には今なお存在しない。

 では「降圧剤」は腎臓の「薬」と言えるか、だが、あくま
で間接的に周辺的な要素を改善し、腎臓病による症状を緩和、
あるいは腎臓への負担を軽減するという程度の意味でしかなく、
端的に云って腎臓病の薬とは云い難いし、逆に悪化を招く可能
性さえある。私は腎臓病患者に降圧剤の必要性はほぼない、と
考える。過度の降圧は腎機能能の低下を招きかねない。つまり
降圧剤は本来的な腎臓病の薬ではないと同時に間接的な緩和的な
薬でもない。

 最近も逢うのかどうか、腸内でタンパク質の分解から生じる、
腎臓に負担となる有害物質を吸収するという「クレメジン」が
10年以上も前に発売されたが、これも直接、腎臓に働きかける
ものでは毛頭ない。食事療法で、だったらタンパク質の制限を
行ったほうがよほど理にかなっている、というほかない。もう
見ない「薬」だろうか。

 リン吸着役、カリウム吸着役、活性ビタミンD、シナカルセ
ト塩酸薬、などすべて腎臓の組織修復とは一切無関係な、あく
まで間接的な効果をもたらすのみで本質的な意味で薬ではない。

 人工透析で用いられるエリスロポエチンは体内で合成される
ホルモンだが、「腎不全」では産生量が減る、から透析患者に
これを補給する、とはいいうが、透析になって極端に本来の腎
機能が失われるから、のいささかドロ縄的な補給でしかない。
アンラ腎機能、組織の修復とは関係がない。

 肝臓病でも、肝組織の修復を図る薬が少なからずあるのに、
腎臓病はそのような薬は一切ない。

 クレアチニンを下げる薬もない、

 RAS系阻害薬、SGLT-2阻害薬、前者は広義の降圧剤であるし、
後者は血糖値をコントロールして心臓、腎臓を保護、とはいう
は糖尿病患者に限られ、いたって効果は備忘的なものでしかな
い。

 残るは和漢薬的なものとなる、田中杜仲精、・・・・クレアチ
ン低下に有効とも言うが、薬品ではない、効果であり、なた杜仲
茶と田七人参を買って服用すればいい。効果は直接的では無論な
く、さほどではない。

 和漢薬でいいとされる藻は多々あるが、どれもこれといった効果
といえるほどのものはない。

 つまるところ腎臓病に薬といえるようなものはない。

 なお要注意は医療機関で使われる利尿剤のラシックスである。
腎不全を招く、実は最大の原因である。ラシックスを使っては
ならない。医者が使えば仕方がないが、用心しなければならない。

 食事療法こそ、王道、生活習慣こそ王道という結論になる。あまり
神経質にならず、じっくり付き合うべきであろう。透析に入れば戻れ
ない橋である。腎機能は消滅してしまう。地獄の苦しみである。

 食事療法といって、腎臓病は、いいものを食べるでなく、悪い
ものを食べない、いかに制限するか、だからえらく制限的になっ
ていく。糖質と脂肪は腎臓には無害である。これは重要である。
自分なりに腎臓病の名患者を目指すべきである。他人でアテにな
る者はいない。

 新型コロナで騒ぎたてるが真の国民病は腎臓病である。だがアテ
になるものはない。自分自身の節制である。検査を受ける必要はない、
有害無益と考える。その気になって自然と向かいえあえば、自然は
悪いようにはしない、というのが私の結論である。


 腎臓病は治そうとするものではなく、賢明に付き合うものである。

この記事へのコメント