ロキソニン、キシロカインなど浸麻剤(局所麻酔注射液)はジェネリックも含め、入荷の見込みなしと卸から連絡


 img_205010004_01.jpg噂は耳にしていたが、今日、薬屋、というかうちは保険医
協会、大阪保険医協会から購入しているが、ロキソニン、キ
シロカインを発注。したら、しばらくして「ロキソニンはメ
ーカーから供給の見通しがないと、また浸麻剤もジェネリック
のオーラ中も含め、全て入荷の見通しがない」という電話で返
事。・・・・・鎮痛剤ならロキソニンでなくてもいい、まずボ
ルタレンは在庫は充分ある、とか、これで解決できるが、しか
し問題は浸麻剤である。なるべく局所麻酔なしで、歯を少々削
るくらいなら麻酔無しでをやるしかないが、抜歯や抜髄、大き
めな歯の削除などはやはり局所麻酔は必須となる。

 その供給出来ないという原因は発熱外来などでカロナール、
そのしわ寄せがロキソニンにも及び、ついに「供給不可能」の
通知、安定的な需要家には優先して供給とは云ってはいたが、
保険医協会は軽視されている?他の薬屋にもあたってみるが、
大阪保険医協会でこれだから、どうにもならないだろう。多少
、在庫が残っていたらいいが。だがロキソニンはボルタレンで
十分以上に代替できる。

 問題はどこまでも浸麻剤、局所麻酔注射液である。キシロカ
イン、リドカイン、他にジェネリックはオーラ注だが、どれも
全く入荷の見込みなしだという。石丸製薬がキシロカインなど
を製造といいたいが実は今や多くの部分が輸入である。やはり
実は輸入、ドイツからだがドイツがもう輸出できないというの
だ。

 自動車の半導体や樹脂パーツ、ギアオイルなど広範にモノ不
足に翻弄されて納車の見通しがない、という車種も多い。金属
資源の不足も目立ってきている、今まではものはあふれ飼って
当然のような認識だったが、あらゆるジャンルで多様なモノ不
足が生じている。それが、すでに何度か起きているが医療用製
品、薬剤も不足、というか入荷の見通しなし、だから頭が痛い
ものだ。

 近所のクリニックは閑古鳥が鳴いていたのが「発熱外来」で
押すな押すな、「新型コロナさまさま」と皮肉られていたが、
そのトバッチリがこういう形で襲来するとは、だ。浸麻剤が
まず深刻である。代替がない、のだから。他に医療用の樹脂
製品も供給が細っている。

 これからは欠乏の時代ということだろう

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