腎臓病で一病息災は可能か

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 新型コロナで大騒ぎだが現実の国民病は腎臓病である。
本、医者が書いた腎臓病の本とか、患者さんの組織による
もの、さまざな本が今までに出版されている。でも正直、
現実に腎臓病といかに、つき合うか、一病息災あり得るの
か?という視点で言うならば、参考になった本は一冊もな
いと思う。腎臓病患者は病院経営には人工透析、さらには
腎移植という点で限りない貢献をしている、させられてい
るが、本質的ないみあいで孤立無援である、何故なら誰も
本当に参考になることを教えてくれないからである。

 端的いえば、今日を生きること、それがすべてである。
それは何も腎炎患者に限った話ではない、誰でも明日の命
などわからないのである。健康で体調が良ければ、人間は
未来永劫生きられそうな気持になる、ちょっと体調を壊す
と、命さえ助かれば、と思ってしまう。その狭間の中で生
きている。明日ありと思うなかれ、今を生きること、・・
・・・・・それが一病息災?

 腎臓病には和漢薬も含め、これといって組織修復から機
能改善というほどの本来の意味の薬はない。あまり高価な
和漢薬は買う必要はない。タンパク質と塩分が腎臓に負担
と言って全く摂取しなわけにはいかない。要は摂取の仕方
だがこれも過剰に神経質になる必要もない。これだけの分
量なら安全というものもない、わずかな量で体調悪化を招
くこともあれば、かなり多量でも一向に体調悪化をきたさな
い場合もある。

 例えば「低タンパク米」は定番的だが、あまりお勧めで
きない。低タンパク米は非常にまずい、まずさはタンパク
質の欠乏によることが大きな要因である。低タンパク米を
食べたら猛烈なタンパクへの欲求を生じる、その結果、す
ぐ肉類や納豆を食べる結果になってかえって好ましくない
結果になることが多い。要は普通のご飯を食べ過ぎでなけ
ければいいのである。

 腎臓病で一病息災、長い気ができる?基本的に慢性病は
寿命を縮める、それは事実、ふつうはそうだろう、だが、
これといって持病、まして重篤な病気がなければ不摂生で
早死するケースは珍しくない。相対的には、だから、長生
気も可能ということだが、それは茨の道である。まず体調
不良に耐えるという習慣をつけなければどうしようもない。
基本は節制でも明確な規則基準はない、そのひと、、また
臨機応変が要求される。

 低タンパク、薄味は基本だが、さりとて、いついかなる場
合でも絶対はない。意外に濃厚なものを食べて体調回復もあ
る。

 まず普段は禁酒禁煙、タバコだってたまには悪くない、に
せよ、一切無しはプラスである。火事で命を落とすケースも
ある。酒は楽しく飲める場合のみ、毎日の晩酌はやはりダメ
ージが大きい。・・・・・そのあとは、基本は節制を念頭に
ご自由というほかない。検査は一切受けない、つまり病院に
行かないことが望まれる。マイナスが大きい。

 無理をしないことを、過剰を控える、ずいぶんと大ざっぱ
だがこれくらいしか、腎炎での一病息災は語るものがない。
要は備わった生きる力を大切に、である。そのあとはお任せ
ということだろう。

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