やはりクロアチアの異常な勝負強さ、ブラジルは韓国戦楽勝のツケが回った

カタールでのサッカーW杯、準々決勝で「予想通り」ブラ
ジルはクロアチアに苦杯を喫した。延長前半での先制で守り
に入ったブラジルから延長後半に同点に追いついたクロアチ
アの粘り、勝負強さは並のものではない。あの映画「黄色い
ロールスロイス」オムニバス映画、の第三話のイングリッド
・バークマンが何か走馬灯のように浮かぶ、と云えば些か
大袈裟だが、クロアチアという国土にはそれだけの想像もで
きないしぶとく生き抜くという属性が備わっているのだ。
それを普通、あまり知らないから東欧というのか南欧の小国
程度にしか思わない、・・・・・であろうが、その陰鬱な勝
負強さは南米チームには見られない粘りを持つ。セルボクロ
アートの残照だ。
「黄色いロールスロイス」第三話、クロアートでのパルチザ
ンを描く

クロアチア対日本の決勝トーナメントでの対戦と似たパター
ンでブラジルが敗北した、のは結果的に日本代表の評価を上
げるだろう。ブラジリは決勝トーナメント初戦の対韓国での
あまりに実力差、「遊んでいる?」とさえ思わえた余裕こそ
がクロアチア戦の敗退の呼び水となったのだ。
タレントばかりが図抜けても、それに打つ勝つ陰鬱な粘り
のクロアチアである。何があろうと浮つかない、それはあま
りの苦渋で過酷な歴史に培われたものだ。
一点を延長前半にネイマールが先制、ここから当然ブラジ
るは守りに入った、自軍でボールを回す時間稼ぎ、クロアチ
アも攻めるのは至難だ、だが粘りのクロアチアである。戦術
があるとしたら苦渋からの突破である。
入れ墨だらけのブラジルは去った。ちょっと首を傾げる部
分はある、勝てばいいが、相手は難敵の極み、もう母国、ブ
ラジルは激怒であろう。髪を染め、入れ墨ばかりの不良世代
でもある。
クロアチアは次は勝てる、なんとも言えない、50%は勝つ
確率があるくらいしかいえない、それほど厳しいW杯だ。
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