本当に穏やかな正月、だが子供の外で遊ぶ姿は皆無

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 昔の正月と今の正月の大きな違いは子供が外で遊ぶ姿も声
も全く見られず聞こえないということである。「お正月には
凧揚げて、コマを回して・・・・」それと昔の子どの定番の
冬の縄跳び、場所も取らないし、運動にもなるが、最近とい
うのか、全く見ない。もう外で遊ぶより、家の中でゲームなど
、ということだろう。道路で遊ぶ子供、遊ばせる親たちを称し
て「道路族」とかいうらしい、遊んで当然、別にめったに車
通らない道だってある。遊べばいいじゃないか、と思うが、
最近は「道路族対策の弁護士」までいるそうで、万事が世知辛
い、日本の街から子供の遊ぶ声がほぼ消えて久しい、単に少子
化だえkではなく、生活様式、周囲の環境、人の意識の変化
が大きいと思う。子供の遊ぶ声が騒音だとかでかなり前から、
保育所、幼稚園の新設が至難、公園も「子供は5人以内のグル
ープで」、「声を出さないで遊ぶ」という条件までつけられて、
挙げ句に公園廃止、さらにクレーマーの元大学教育学部教授の
85歳の擁護がメディアでも圧倒的、もうこの国で子供なんか育
てられないだろうし、さりとて高齢者も行きやすい状況ではま
すます、なくなってきている。子供も高齢者も生きにくい世知
辛い日本にますます。

 SCやテーマパークに行けば子供もいるのだろうが、それでも
昔ほどいるはずはない。2022年の出生数は77万人推定、という
が海外での日本国籍の出産数、また国内の外国籍の出産数も入れ
たマキシムの数字である。団塊の世代、1947年ころは2年間に280
万人、団塊ジュニアも220万人近かった、もう少子化を超えてる。
だが少子化を喜ぶ人も多い日本だ、「静かになっていい」そうだ。

 街が静まり返っている。犬の吠える声は聞こえても子供の遊ぶ
声はもはや国宝レベルのようだ、外で遊ぶ習慣も廃れ、それを許
容する社会的な寛容さも消え失せている。

 団塊ジュニアも一気に今後、高齢化していく。もうあの活気は
戻ってこないということか。

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