腎臓病患者にとってのインスタントコーヒー、体験上、高カリウム血症の危険が高い
腎臓病ほど食事の制約を受ける疾患もない。まず罹患して
いる数が非常に多い、新型コロナでいかにバカ騒ぎしようと
国民病は腎臓病である。いまもって真の意味での薬が全く存
在していない。病変組織が修復、再生されるのでなければ真
の意味はない。ネフロンが再生されなければ治癒とはいいが
たい、全く再生がない、とも思えないが、基本、腎臓病は
本質的に治癒がない、に等しい。腎臓の治療、養生の本質は
生活様式、時に圧倒的に食事、である。「いいものを食べる」
ではなく徹底して「悪いものを少なく摂取」である。
腎臓病患者に好ましくない栄養素はタンパク質、リン、カリ
ウム、塩分、さらに加えるべきは刺激物である、一般に医師の
書いた腎臓病の食事療法についての本では「刺激物に害はない」
とあることが多い、が経験上、半世紀以上の経験から刺激物は絶
対、悪いと断言できる。他大学的に悪いその理由が証明されにく
い、論文にしにくい、からと思うが、病気は理屈で説明しにくい
ことばかりである。
したがって腎臓に悪い、負担を与える栄養素は
リン、カリウム、タンパク質、塩分、刺激物、・・・・・となる。
逆に無害な栄養素は糖質、脂肪である。糖質と脂肪だけ食べて
いらた安泰ということだが、またそれでは食欲が満たされない。だ
が糖質、脂肪は完全に無害、ということは重要である。
植物の三大肥料はチッソ、リン酸、カリ、だから植物にはリンと
カリウムが多い、その植物を食する動物による食品も、やはりリン
とカリウムが多い。さらにタンパク質は非常に腎臓に負担を与える。
だから腎臓病の食事療法は至難である、リン、カリウム、タンパク
すつはまずほとんどの食品が含んでいるからであえい、しかも多量
にである。およそ、ありふれた自然の素材、加工食品、ほぼ圧倒的
大多数が、リン、カリウム、タンパク質を相当含む、生物を支えて
いるものだからである。
コーヒーは腎臓病患者に有害かどうか、これはよく問われている命
題である、論文としてまとめにくいので、医学的に確たる結論はな
いようだが経験上、リンは少ないが、カリウムが多い、特にインス
タント珈琲には多いのがカリウムである。カリウムの多さで言うと
インスタント珈琲は最右翼といえる。カリウムが多いというなら、
乾燥の昆布、干したわかめ、とろろこんぶ、乾燥ヒジキ、などが
おおいしペーキングパウダーも多い、だがあまり通常摂取するもの
でもない。それらに次いで多いのがインスタント珈琲である。好き
な人が多いのでダントツの摂取量になる可能性が高い、
実はこの、昨年、年末から正月にかけて、ひさびさにインスタン
ト珈琲をまとまって飲んだ、おいしかった、リンは少ないと聞いて
いたので、つい飲みすぎたら、その弊害はてきめんだった。体調悪
化である。腎臓によるものであることも明らかだった、
正月のおせち、確かに、リン、カリウム、塩分が多い食品が多い
が食べる量自体は多くはない、少ない。よく飲んだ珈琲の影響と
思うしかなかった。昨日からインスタント珈琲を控えて徐々に体
調は回復傾向である。
とにかく、当たり前な食品にリン、カリウム、塩分、タンパク質
は多いから油断できないのが腎臓病である。特に美味しく、ついつ
い飲んでしまうインスタント珈琲である。喫茶店などでの珈琲はあ
まり悪影響がないように思える。だた珈琲は基本、腎臓病患者は避
けるべきだと痛感している。
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