二酸化炭素の重要な生理的機能、ヘモグロビンと酸素を切り離す作用
反CO2カルトが吹き荒れるこの時代だが、むろん、光合成
において水と並ぶ最重要物質として生命界の根底を支えている
のがCO2、二酸化炭素である。だが大気中濃度は0.038%という
PPMレベルで光合成の維持すら懸念されるほどだが。
光合成を支える最重要物質にして動物だけでなく植物もCO2
をいうまでもなく絶えず排出している。それでもこの濃度であ
る。いかに光合成に利用されているか、また海に吸収される。
だが二酸化炭素の生理的機能はまた重要である。その一つが
ヘモグロビンと結びつき、全身に運ばれる酸素だが、二酸化炭
素が少ないとそ酸素がヘモグロビンから分離されず、血液中に
たとえ酸素の量が十分にあっても酸素が体に利用されない、の
である。
つまり生物は酸素を利用して生命活動を維持するが、二酸化
炭素なくして酸素の利用は出来ないということである。むしろ
酸素単体は毒性があり、鉄などの金属を錆びさせたり、細胞の
老化を誘う、体内の細胞も三あkさせて病気、老化の要因となる。
二酸化炭素があって初めて酸素も役立つのである。
さらに二酸化炭素には血管拡張作用がある。血液の流れがよく
なり、すみずみまで酸素を運ぶことが可能となる。細胞は弱酸性
である必要があるが、その維持は二酸化炭素の機能である。
反CO2カルトの蔓延がその正当な機能から目を背けるようなこ
とがあってはならず、大気中に二酸化炭素はいかなる意味でも過
剰な状態ではない。カルトはカルトだからどうにもならい部分は
あるが、冷静な目を持ちたいものである。
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