宝塚、懐かしの写真館(262)「ビッグ・ップル」昭和13年(1938)東宝劇場、小夜福子、櫻町公子、藤花ひさみ等
「ビッグ・アップル」岡田恵吉、河井清、帰国後第一回作品
東京宝塚劇場
アメリカ西部の一地方都市、ビッグ・アップルに生まれて
全米を席巻し、燎原の火のごとく、欧州に波及しつつある、
大衆ダンス、、ビッグ・アップルが日本でも将来された。
ビッグ・アップルは一人でも千人でも、どこでも踊れる、ど
んな衣裳でも踊れるという便利な踊りであり、体操の健康性
と舞踊の音楽性を兼ね備えている、平易なダンスである。
この公演はビッグ・アップルのダンスを巧みに取り入れた
物語であり、内容はとても変わっている。小夜福子が奇妙な
ガスを発明する化学者チャックルスとして登場する。ところ
、そのガスは大人を赤ん坊に変えるというもので、ギャング
ロスを首魁とする敵国スパイの一味画素の秘密を盗もうと暗
躍する。チャックルスを守るものには、乙女アナベラ、その
恋人フリズイ、敵側には恋のため首魁を裏切る女スパイ、ステ
ファニイ、事件は波乱万丈、
チャックルス:小夜福子
市長:門野まろや
社長:富士野たかね、
ギャングロフ:社 敬子
村の男、踊り子:神代錦
歌手、子供:櫻町公子
スパイ:初霜菊子
アナベラ:鶴 萬亀子
ステファニイ:藤花ひさみ
歌手:昇 道子
歌手:響 千鈴
歌手:小雪強固
フリズイ:若潮 みつる
フリズイ:玉津真砂
デュエット:逢阪せき子
小夜福子:チャックルス
藤花ひさみ:ステファニイ
若潮みつる:フリツヅイ
鶴 萬亀子:アナベラ
櫻町公子:少女、歌手
玉津真砂:デュエット
社 敬子 :ギャングロフ
藤花ひさみ:ステファニイ
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