あまりに労力のバラの植え替えを避ける妙手、バラ株は一年で廃棄、毎年、大苗を購入する

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 地植えか鉢植えという選択肢があるバラ栽培だが、地植え
なら楽は楽である。だが個人の庭の場合、ある特定のバラが
その地所を占領してしまい、その土地の利用を絶対的に限定、
阻害してしまう、これこそが地植えを個人の庭で行う場合の
最大のディメリットである。バラは品種が多く、別の品種に
替えたいと思っても地植えでは根も深くはって、すべて掘り
起こすのは簡単でもない。バラの地植えに要する面積は、枝
葉が茂るのでかなり余裕が必要となる。

 そこで鉢植えだが、鉢植えなら融通が利く。台風や強風の
際も簡単に場所を移動できる、何より、これが実は重要なの
だが、廃棄が簡単至極、ということがある。次々と新たな
新品種を育てたいという方に地植えは全く不向きである。

 だが鉢植えは水やり、まずこれである。あまり数を増やす
べきでない最大の理由だ。さらに植え替え作業である。バラ
は毎年、同じ調子で咲いてくれるとは限らない。その品種の
性格、特性だが「遺伝子の劣化」が経年的に起こる品種もあ
る。顕著なのは「アンネのバラ」である。もうあまり新苗でも
大苗でも販売がほとんどない。

 そこで毎年きっちり充実して咲いてくれるというバラ株、品
種を除いて、毎年徐々に精彩がなくなるバラなら、一年か二年
で潔く廃棄し、すべて二年生大苗を購入する。それで植え替え
の莫大な労力が軽減し、多量の培養土の調達の必要もなくなる
ことは絶対的メリットである。バラは勤務評定が必要である、
年々咲きほこらない、水やり、施肥、植え替えと誠意を尽くし
ても見返りがないバラ株は潔く廃棄すべきだろう。植え替えな
どして維持する必要はない。

 ただし大苗の価格は安いお店に限る。防府市の吉本農園はこの
点でリーズナブルだし、やすい新苗で購入も手である。

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