就職だけが能じゃない、若いころは自分を磨いて生涯の生きる道を
就職率~%とか大学などで公表されるが、その就職の内容
はさておいても、私は就職だけが生きる道ではないと考える。
むろん独立自営、いきなり独立もできないだろうが、若いころ
は就職それ自体より、自分が生涯、これで生きられるというも
のを身に着けることが何より大切だと思う。
むろん、経験として他人の飯を食う意義は否定のしようはな
い。ないのだが一生、寄らば大樹の陰意識で、人に使われよう
などと考えるべきではない。あくまで独立して生きていけるた
めのプロセスとしてのみ、意味があると思う。
就職、資格獲得、独立などその実情はまさに人さまざまだが
、人間には向き不向きがある。会社勤め、サラリーマンに向い
た人間ばかりではない。園山俊二さんは大学時代から漫画家と
しては評価されていたが、まず大企業に入ってやれば収入も確
保でき、安心と思い、有名企業を受けたがすべて不採用、やむ
なく早稲田の漫研の先輩の紹介してくれた広告代理店に籍を置
いた、入社初日、午前中はテレビ番組のセットなどに汗を流し
たが、ランチに行き、そのまま戻ってこなかった。「半日」で
サラリーマン歴は終わった。その代わりというので紹介した先
輩が続けて一年以上、そこで働く羽目になったという。

園山俊二さんは「漫画一本は大変だが、サラリーマンには向
いていいないと分かった」わけで、もう漫画家一本でいく決心
は勤務初日に確固たるものになった。
園山さんは才能ある、いわば天才だが、実はこの考えは誰に
もう通じる。
まず就職より、自分をいかに活かす人生が送れるか、である。
目先の収入や安泰を願うべきではない。若いころは事情や条件は
異なるが、まず学ぶこと、大学を出たから即就職しなくていい、
バイトで食いつなげばいいではないか、生涯これという実力、技
術を身に着けるべき、急ぐ必要はない。人生はだれしも一本道で
はない。回り道こそ、人生の勉強と思うべき、まず30歳過ぎまで
は余裕で勉強できる。それ以降でもいいが。
正直、使い捨ての企業は多い、そんな会社に入って喜んだらダ
メ、失うものばかりである。
だから最後まで、自分探しが人生、効率は悪い?それでいいで
はないか、だ。生涯、迷う、さらなる道を求める。これが人生の
旅だ。
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