ストレスこそが老化を防ぐ?


 一説では人間の天寿を葬祭業は94歳だという、また老化の
観点から言えば「100歳までの曲がり角」は93歳だという。
つまり93歳まで生きることと、93歳から100歳まで生きること
は同じ程度の老化であり、それほど老化の速度は指数関数的に
増加するというのである。実際、人間の寿命の短さを歎くより
、現実、生活費や生きる意味がなければ、生きられないと思え
るから、ただ長く生きられたらいいわけでもないだろう。

 母方の祖母は85歳で脳梗塞、二週間以上、意識不明だったが
回復し、99歳まで生きたし、母親は荒みきった精神ながら、96
歳近くまで生きたが100歳には届かなかった。老化を抑えるのは
、あくまで生きられる範囲での快適性のためでしかないが、

 老化への耐性という点で多くのことが挙げられている。だが、
一ついえることは「ストレス」場合によっては病気が老化を防
ぐということである。1991年に8人の科学者がアメリカのアリ
ゾナ州のオラクルという場所で巨大温室で閉塞した生活を2年間
送った。食糧、水、酸素、その他生活に必要なものを全て温室
内で自足する、閉鎖された狭いなかで生態系を作り出せるか、
という実験だったという。ここで重要な要素は樹木であった。光
合成を行い、酸素を供給し、建築植えた。

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 温室内の樹木は恵まれた環境で順調に育った、が2年を経ず
して全て枯れてしまったという。世話や水などが足りなかった
わけではなく、逆であった。なかったのは外圧、ストレスであっ
たという。風は木にとって試練だが、このストレスこそが実は必
須なものだというのである。絶え間なく吹き付ける風を受けるこ
とで樹木は強くなる、風がないと自らを支えることすら出来なく
 なる。

 例えば抗酸化サプリメントは老化をふせぐというが、摂りすぎ
ると逆に老化を促進する。恵まれた!サプリが逆にストレスとさ
えなり得るのである。

 生き物が長生きするのは、ある程度の逆境めいたストレスが必
要なのだというのだ、標高の高い場所に住む人々は、過酷な環境、
薄い大気、紫外線が強い、などのストレスを受け続けるが、老化
しにくく長命であるという。ダメージも一定以下なら老化を抑制
する効果がある、ということである。ただ鉄は過剰でも人体に
これを排泄する仕組みがないから、過剰になりやすい。鉄は最小
限にということである。

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