宝塚、懐かしの写真館(275)『アルペンローゼ』1936,大劇場、花組公演
『アルペンローゼ』1936年5月、大劇場、花組公演、
【解説】堀正旗先生の今度のレヴュウ、『アルペンローぜ』
は非常に美しく、ロマンチックなものです。芸術の都、ウィ
ーン野愛にといむとが住んでおります。兄のパウルは脚本を
書くことに夢中となって、妹のアイリンは音楽に励んでおり
ました。この兄妹の作品がふとしたことから、兄の作者はそ
の劇場の歌姫アンナと恋に落ち、作曲家の妹は演出監督の青
年を愛するようになりました。パウルはアンナを伴って、
チロルに旅行します。その留守にパウリの父、オースターリ
ー実業界の有力者、ハインツは株価の暴落から破産寸前に、
アンナを幸福にする力もなくなったことを知ったパウルは
彼女を諦めようとします。だがアンナはパウルの心を察して、
舞台をやめたと偽ります、・・・・・
〈音楽〉第一場から第四場までウィーン、第十二場より
フィナーレまでアメリカンハリウッド、第九場から十一場
まではチロル地方、三つの異なる音楽を用いました。こと
二チロルの音楽は、ローカルカラーをと、ヨーデルを取り入
れました。
配役
パウル 奈良美也子
アデリイネ 岡真砂
支配人 嵯峨あきら
母 高條浪子
父 大路多雅子
アイリン 久美京子
アンナ 草笛美子
ヘルミネ 芝恵津子
マリア 水乃也清見
女学生、花嫁 月野花子
同上 秩父晴世
アンナ 草笛美子
アイリン・久美京子、アルベルト・宇知川朝子
パウル 奈良美也子
デュエット男女、明野まち子、宮島あき子
マリア 水乃也清美
ジャズ・紀川瑠璃子、曙鞠子、秋草葉子
ロココ劇場の支配人 嵯峨あきら
女学生、片山つばさ、竹宮嘉久子、月野花子、秩父晴世
ウォルフ 大殿みやび
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