安倍ファッショの悪弊を本当に払拭できるかのか?、ネトウヨ層、嫌韓を支持基盤とした過ち

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 放送法の行政文書の問題が浮上しているが、『捏造」は
現実、ほぼあり得ない。「100%捏造はないと証明しろ」と
云われたらそんな術もないだろうが、常識で判断すればいい
だけである。第二次安倍政権を生んだ原動力は日本会議であ
り、その右翼論客はメディアを乱舞した。さらにネトウヨ層
を大きな支持基盤とした、そこから従来にも見られない多く
の暴走が生まれ、国民生活に非常な不利益をもたらす法律が
「閣議決定」の連発で続々成立した。無論民主党時代の、「
税改革」でも民主党主導で庶民中間層への重税が決定し、今
も将来も国民の大きな負担となる。民主党政権が実際、ロク
でもないもの、いいのはファッショではないことくらいで、
後は国民に惨憺たる不利益をもたらす結果となった。この民
主党への失望が、超保守的な、第二次安倍政権というファッ
ショを生んだのは紛れもない事実だ。

 世の政治学者は「小選挙区制」の「利点!」として最大の
ものとして「政権交代が可能」というが日本のような保守的
な政治風土、さらに保守合同がなされて多少の変動の時代は
あっても自民永久政権という国で一時的に政権交代があった
ら逆にその後のファッショ化を招く、というはるかに重要な
問題が露呈する。世界史的にその典型が第二次安倍政権であ
ることはうたがいあない。小選挙区制度で党内の批判が弱ま
り、自民党内での独裁が生まれていたということでもある。

 第二次安倍政権は政権獲得やいなや、メディアの私物化、
特にテレビの政権私物化、右翼的芸能人の露骨な利用、さ
らに個々の番組への介入、NHK大河ドラマ自体を変更させ
たこと、何年か先の放送予定の大河ドラマを繰り上げさせた
り、脚本まで介入、大阪読売テレビの右翼番組の利用、育成
、大手新聞社長らとの会食、メディア幹部との会食宴会を頻
繁に行ったり、放送、メディアの政権私物化、政治利用があ
マリにひどかった。したがって通常の良識的なニュース番組
を「政治的偏向」と決めつけ、あげくに当時の高市総務相が
「放送認可の取り消し」まで国会で言及しているのだから、
「行政文書」がどうこう云うのが滑稽である。だが「捏造」
とクレームをつけるのは、やはりあの内容が非常識なことだ
という、なにか後ろめたさがあるということだろう。それに
してもニュースキャスターを官邸が降板させるなど、先進国!
どころか世界でもちょっと例は見られないことである。

 安倍元首相は狙撃され、ほぼ即死した。兄の後ろ盾を失っ
他弟の岸信夫も政界引退、長く日本政治を支配した、岸、佐
藤、安倍の田布施、長州族はほぼ消え去った。安倍政治を問
うべきメディアは統一教会攻撃に問題、「宗教批判」に、ま
んまとすり替えに成功した。メディア、テレビの愚民化に載
せられやすい日本国民はなんとでも操作、洗脳できるという
ことが改めて証明されてしまった。

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 集団的自衛権、共謀罪、税制改悪、免許の高齢者講習、機密
保護法の類、ほぼ議論されず国会上程、法案可決で国民の意見
の入り込む余地はなかった。どこにも民主主義的要素はなかっ
たのである。税の改悪は主に民主党時代だがその他の数しれな
い。悪法は第二次安倍政権時代の法案成立である。

 最も根本的に云うなら、第二次安倍政権成立以前から日本の
保守層が古典的な民族差別に捕らわれ、「嫌韓」という考えが
保守の中核思想となったこと、第二次安倍政権が嫌韓を金科玉
条とする保守層に支えられた結果、メディア私物化の第二次
安倍政権の影響でメディアっ自体も極度の「嫌韓」を売りもの
としはじめ、北朝鮮の脅威に対峙する韓国攻撃を政権基盤の
強化に利用しようとしたこと、たしかに戦時関連被害を主張の
韓国への憎悪は安倍政権には甘い汁となり得たが、協力関係が
絶対重要な韓国との外交が、最悪となり逆に経済で報復!とい
う歴代でもあり得なかった愚策を演じたこと、やはりネトウヨ
依存の安倍政権の悪弊は葬り去るしかないということである。




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