宝塚、懐かしの写真館(281)『ラ・ロマンス』1936,昭和11年9月、花組公演(大劇場)
作・振付、白井鐡造、東信一、振付補、作曲・河崎一郎
あらすじ:シャルルは貧しい音楽書生ですが、恋人の
ヴェルジニイのはからいで作曲を劇場支配人のウィルメッツ
に認められ一躍有名になります。でもヴェルジニイの母の企み
みで、二人は生木を割枯れるように別れさせられます。
シャルルの父レオンはカロリーヌを見初めますが、そのつど、
ヴェラという邪魔が入ります。さらにカロリーヌにはフランソ
ワという好きな青年が出来たのです。悩みのシャルルは、帰郷、
幼友達のマチルドに会います。マチルドはなお、シャルルを想
っていますがエミールという若者に言い寄られています。そこ
にレオンがやってきて、ウィルメッツに作曲を売り込んだのは
ヴェルジニイで割いたのは母の企み、ヴェルジニイは今でも
シャルルを想っていると告げ、シャルルはレオンと伴ってヴェル
ジニイの実家を訪れます。だが空き家でした。でもそこにヴェル
ジニイも郷愁で訪ねてきたのでした。
二つの胸に咲く
ただ一つの花
永遠にしぼまぬ
愛の花
木陰からシャルルの唄声が響いてきます、驚いたヴェルジニイ
は逃げ出します。後を追うシャルル、その後は?そこで幕切れ、
ご想像に任せます。
久美京子 ヴェルジニイ
宇知川朝子 シャルル
嵯峨あきら、大路多雅子、 プロローグの青年
草笛美子 カロリーヌ
水乃也清美 ヴェラ
芝恵津子(歌う村娘)、宮島あき子(踊る村の若者)」、櫻井七重(歌う村娘)
秩父晴世、月野花子 双子の姉妹
牧場茂子、花守萌子 踊る少女
竹宮嘉久子、柵もみぢ
片山つばさ、松野友子 デュエットの男女のダンサー
この記事へのコメント