宝塚、懐かしの写真館(286)『セニョリータ』1931、昭和6年、大劇場「正月公演」
白井鐡造:『パリゼット』が好評だったので、それに甘えて
の続編を書いた次第です。全体を通じ、『パリゼット』にあふ
れていた色を用いました。だが舞台がスペインですのでその色
彩も強烈で、踊りも音楽も情熱的な、さらに南国特有な一種の
哀調を帯びたものとしました。
されどスペインですが、このレヴュウはあくまでも私の好き
な甘美なるパリの色彩なのです。純粋なスペインではなく、パ
リの人が見た、エトランジェの目に映じた詩と絵画の国、スペ
インなのです。だから『セニョリータ)もパリ土産なのです。
『セニョリータ』の趣向は全くの創作であり、ダンスも取り
立てて云うほどにアメリカ、フランスで見たものは取り入れて
おりまsねn。ただ印象深かったものをアレンジしております
小夜福子:若き公爵
雲野かよ子:ヴァレンチーナ
浦野まつほ:美しき姫
草笛美子:ナギータ
住野さへ子:踊り女
田子宇羅子、夏木てふ子、小櫻咲子、関陽子:赤ベレエの踊り子
明津麗子: 妹娘
巽寿美子:神原
橘薫:若き歌い手
草笛美子:ギターナ
佐保美代子(紳士)隼律子(淑女)
天津乙女:プロローグ
高千穂峰子、明津麗子 姉妹
巽寿美子、雲野かよ子
小櫻咲子
初音麗子:マツーナチ
明野まち子、須磨磯子
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