人生、力み過ぎたら墓穴を掘る

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 実際、人生を思い消して、本当に肩に力が入りすぎた、また
何かにつけて力み過ぎたな、という思いがする。とにかく、力
を入れる、力みかえると云うなら誰でも出来るだろうが、逆に
無駄な力を入れない、何も筋肉に力ばかりではなく、さらに、
さらに重要なのは精神的な力みである。精神的な力みこそが、
身体の、筋の過剰な力みに通じる。つまり身体は完全に精神の
支配を受けているのである。といって、身体と精神は一体のも
のでリラックスしようと思ったから、脱力できるものでもない。
精神に悪い癖がつくと、必ずそれが身体の悪癖に通じる。

 ということは、いたって当たり前な話だが、私ほど力み、精
神と身体の余計な力みに翻弄されて人間もいないな、と歎息で
ある。だが身体を過剰に力みが先行して精神まで身体に支配され
ることもある。私はそうだった。その後は相互に悪影響で堂々巡
りである。

 ちょっと力を抜く術をを早い段階で修得したら、こんなムダ
な無意味な労苦はしなかったのに、と思ってもまtどうにもな
らないのである。

 だが過ぎた長い時間はもう仕方ない、残りの人生でその脱力を
何とかマスターしたいと思っている。無為な堂々巡りを繰り返し、
亀裂だらけの人間関係に依存し、自分で生きるより他人に生かさ
れた、と云えそうだ。だから、どうだ、なのだが、つくづく余計
な力を抜くことの難しさ、ということだ。リラックスは人生を救
う、親が青筋立てて子供を脅すような家庭ではダメだ。親の見識
が重要と言えるが、これは子供にはどうしようもない。

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