作陽学園高校、開校式、新幹線通学の新入生も多数、比類ない交通の利便性、岡山駅前にあるのと変わらない

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 さて、先日、4月17日、津山市から倉敷市玉島に移転した
作陽学園高校の開校式があった。これは2年、3年生のみ、
200名余りであった。翌日、4月18日は入学式が挙行され、
新入生の数は200名以上だった。

 この移転についてSNSを長く注意深く観察しているが、な
ぜか好意的でないコメントが多かった。学校を育た津山市民
への同情があったと思える。だが1990年過ぎ、すでに作陽音
楽大はすでに同じ倉敷市の玉島地区に移転している。それを
追っての移転であり、これで作陽学園全体が玉島地区に統合
したことになる。津山市にあった旧作陽音大は建物はそのま
ま、津山市民にはますます腹立たしいということだろうか。
 
 だが端的にいえば新倉敷駅、「謎の駅」ともネットでは揶揄
されるが、昔の玉島駅、地区的には玉島市街より遠く離れて昔、
長尾地区に新駅で設置された。これは「港が寂れる」などとい
う反対運動が起きたためだったが、このために新幹線駅ともな
り得たのである。市街地の中の倉敷駅はそもそも岡山駅に近す
ぎることもあったが、市街地の中で新幹線工事は難があった。
市街を遠く離れた平野の中の玉島駅は新幹線駅に好都合すぎた。

 山口県などを見るように新幹線駅は多いが、新倉敷駅は岡山
駅にわずか9分から10分、という絶対的なメリットがある。ポ
ツンと孤立した「こだま停車駅」と比べ、遥かに条件的に恵ま
れている。昔のように多数の「ひかり」が停車はしないが、朝
晩のわずかな「ひかり」停車と「こだま」全部停車だが、岡山
駅に9~10分で行ける。岡山駅と密着し、途中停車の障害がな
い新幹線駅である強みである。

 新倉敷駅に近いということは利便性では、交通の要衝の岡山
 駅前にあるのと同じといって何の過言でもない。


 したがって交通の利便性、鉄道の利便性は比類がない。だか
ら「こだま」あるいは「ひかり」で通学の新入生も多いというの
はうなずける。

 サッカーで学芸館が全国制覇したが、津山市から倉敷市への移
転の時期という半端さから有望サッカー選手が学芸館に入ったた
めだともいう。だから学芸館の天下は一時的と噂されているので
ある。

 津山市への気兼ね、同情もあるせいか、表立って「歓迎」ムード
はないが、本当にいい場所に作陽学園高校は移転したと思う。徒歩
で新倉敷駅まで10分以内だろうか。駅の西方である。くらしき作陽
大学は駅の真北である。

この記事へのコメント

killy
2023年04月20日 10:42
県立高校の統廃合が気になります。
先週の中国新聞では、全国トップレベルの井原高校体操部が使用している体育館を県教育長が「使用停止」としました。説明会には70名が出席「県教育委員会は横暴だ」という意見がありましたが、県は「他を探してほしい」ということでした。
この教育長の態度から、矢掛高校の廃校問題は加速する気がします。
中国新聞記者によると、矢掛高校のみならず廃校問題は井原高校、興譲館高校も気になっているということでした。
矢掛高校の場合、少子化と地元中学生の進学先が他高校へ移っている(50%)
既に定年を迎えている校長を再任用・再任用として数年間雇用している。