老化は暇の産物、小人閑居して不善をなす、の諺の通り


 オンラインシステム導入でレセコンを変更した、といって
レセコン自体が欲しくてではなく、オンライン資格確認シス
テム導入のあまりの煩雑さの面倒見てくれるレセコンメーカー
ということが変更の理由だった。確かにNTT中国データに取り
あってもらい、順調に導入できた、それはいいが、レセコンの
システムがわかりにくいこと、それ以上にリースのHPパソコン
のトラブルの多さ、で診療が頻繁にストップすることである。
リースだからといって安っぽいパソコンでは困る、わけで、
少なくとも従来自前で船艇のパソコン、エプソンのように優れ
たスペック、安定性を持つパソコンであったほしい、がヒュー
レット:パッカードのパソコンは本当に酷い、今日はメモリー
破綻?のビープ音、赤の点滅、正直、こんな経験はなかった。

 とまあ、例えばオンライン資格確認のことだがそれ以外、
家族の病気、自分自身の病気、さらにあまりに高い税金の支払
い、収入は伸びないのに、不思議に税金は容赦なく高くなる、
経済の問題も深刻だ、健康の問題も、子供まで手術入院の羽目
に。ま、生きていたら何かと苦難の谷、涙の谷、

 難問山積、その突破を図る以外に活きる道はない、と思って
自分なりに奮闘している限りは、人生の中に身をおいている、
わけだ。別段、金も名誉も地位もなくたった何も変わらない、
活きるのは一人の人間である。

 翻って考えたら、老化とはよく言うが、私は老化を意識など
結局、暇の産物と言わざるを得ない。小人閑居して不善をなす
、という諺と通じるものがある。何もさしたる心配がなければ、
も年を取るのが怖い、病気で死ぬのが怖い、金の尽きるのが怖
い、などと後ろ向きな心配に翻弄される、支配されてしまう。

 どんな理不尽なことでも悩むうちが人生だろう、格別、その
ような体当たりでぶつかるような難問がないと、人間はつまらぬ
思いに支配される。

 私などは異常性格の親にもとで地獄を長く味わい、十代から
死ぬほどの病気、それを今まで引きずっている、空前前後の汚
点を田舎に残した親はその腹いせ?に私に全てをぶつけた、とい
う情けない人間だった。青春もなくそれ以降は孤立無援の彷徨、
本当に苦労人と言うなら苦労人、でも、それがあったから生きて
これた気がする、もし何もなければ凡庸な無為無能な人間でしか
なかっただろう。同じ無為無能でも、散々な苦難に角が取れてい
った無為無能、せめてそれを人生のせいかと思いたいのである。
老化なんて暇の産物だな、と思えてならない。

 

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