宝塚、懐かしの写真館(303)『モオンブルウメン』1935年6月、月組公演、大劇場


 堀正旗・作、吉富一郎・振付、《概略》欧州大戦の頃、日本
のアメリカ大使館では大使転任に祝賀を兼ねて、大使夫人のエ
リザーベートの兄、フェリーと日本娘、リアサンとの婚礼祝賀
会が催されている。そこへシベリアの帆署収容所を脱走したハ
ンガリーの龍騎兵大尉が対しの保護を求めて来る。故郷のハン
ガリーと聞いてでてきた夫人の眼が大尉と合った瞬間、夢かと
驚いた二人の胸には忘れ得ぬ思い出が、湧き上がった。ハンガ
リーの草原で、路傍の聖母マリアに泣きながら祈った。悲しい
最後の別れ、それからウィーン宮殿でのワルツの夜、戦死した
とばかり思っていた、ステファン・コルタイ、懐かしい昔の恋
人だった。舞台は対しの転任でロシアに移る、コルタイはエリザ
ベートの悩みを知って、自らを犠牲にスべくまたシベリヤに戻る。
平和の鐘が欧州に鳴り響く頃、ハンガリーの農村では伝説の如く、
ブドウ祭りの夜、三組の婚礼が挙げられようとしていた。

 コルタイ:小夜福子

 リアサン:雲野かよ子、

 ヤンツイ:巽 寿美子

 フェリイ:佐保美代子

 クンライト:社敬子

 エリザベート:轟夕起子

 リクエッテ: 二條宮子

 
 二條宮子:リクエッテ

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 轟夕起子:エリザベート

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 佐保美代子:フェリイ

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 櫻町公子:ダンサー

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 東雲千鶴子、夏草明子、朝海登世子:ロシアの踊り子

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  巽寿美子:ヤンツイ、小夜福子:コルタイ

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  二條宮子

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 佐保美代子、雲野かよ子

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 社敬子:クンライト

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 轟夕起子、小夜福子

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 東雲千鶴子、常磐君子、夏草明子、神路日出子、朝海登世子、

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 梅野愛子、夏野陽子:日本娘


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  轟夕起子、小夜福子、巽寿美子、二條宮子

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  レヴュウ座談会 「モオンブルウメンを語る」

 堀正旗:私としては、初めての試みのレヴュでして、「青春」
   とm,「ベルリン娘」とも「ウィーナー・メーデル」とも
   異なっていまうす。

 編集:悲劇が主なんですか、喜劇ですか?

 堀:まあ、メロドラマです

 編集:小夜さん、筋をかいつまんで

 小夜福子:さ、どう云えばいいでしょうか。複雑すぎて。

 佐保美代子:つまりこんな筋よ・・・・・・

 編集:小夜さんは?

 小夜:うちは死んだと思われていたコルタイ大尉、エリザベエト
   の以前の恋人。ねえ、轟さん、そうでしょう。

 轟夕起子:えゝ、そうよ。

 一同笑う

 
 二條宮子、社敬子、轟夕起子、雲野かよ子、佐保美代子、小夜福子、 

 堀正旗

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