円安バブル、安いから買われる日本、やはり成長性は乏しい
円安バブルである、円安だから日本株は欧米から見たら、
欧米以外もあるにせよ、やすさで買われる日本という傾向
が強い、一部企業の業績はいい、G7が妙な「投資に無難な
日本」というイメージを与えたようだ。G7自体は過去の遺
物のようなものでも、この地理的に孤立した日本にとって
は貴重な政治宣伝の場となる。あのこれ見よがしの過剰警
備も日本のG7メリット!を思えば、これも政治的デモンス
トレーションということになる。迷惑も甚大だが。
ともかく、将来的にもマイナス金利を脱出できそうにもな
い日本円は安くなる傾向は続く、外国からの観光客だけでは
なく投資筋も日本が狙い目、になりやすい。台湾は中国が脅
し続け、軍事的威圧を加え続ける。中国自身も反米的な姿勢
で覇権主義、国内的にも改革開放に反する統制的な政策が目
立つ、成長性はないが、投資先はとにかく買いやすいG7!の
日本ということになってしまう。
1990年すぎの超バブル、平均株価は4万円寸前まで上がった、
高金利時代で郵貯の定額は10年で2倍、郵便局に列をなした、
今は追い越されたが、今や死語?エレクトロニクスでもなんの
分野でも日本の強さは、優位は圧倒的だった、バブルが弾けて
かなり経った2000年でも一人あたりGDPはルクセンブルクにつ
次いで日本は堂々世界2位だった。日本産業の優越は、すさま
じかった。「日本に敵う国はない」という勢い、・・・・・
円高だった。円高、高金利、高物価の日本、・・・・・もはや
世界史的に例もない超々高齢化の日本、相続税、高度な累進課
税の社会主義税制は磨きががかるのみ、でも日本に住まないな
ら投資先で悪くはない、国民は貧しい、冨は外人にである。
買いやすい、買われる日本、京都市内の高額物件でもどんどん
外国人に買われている、沖縄の離島も中国の若者に簡単に買われ
ている。「所有し易い日本」、円安で外国人でも土地を自在に買
えるのである。相互主義なんて決して云わない。保守政治家が云
うのは、やれ男系天皇とか、夫婦別姓反対とか、アホらしいの一
語に尽きるようなことばかりである。
円安バブル?円表示での株価は上がるだろう、日本国民は容易
に買えない、手持ちが円なのであるから。国民は貧しい、年収、
1000万円でも惨めなものだ。他方、法人優遇税制、また消費税
の還元などで一部超大企業は潤う、溜め込むのみ、日本マーケッ
トなどもはや無視される。法人優遇税制、特例措置をさらに徹底
したのが民主党政権である。庶民いじめの政権だった。それに
懲りた日本人はもはや立憲民主に政権は与えない。「一度やらせ
てみようか」の結果が庶民大増税だったからだ。
株は上がる上がると騒ぐが、それがどうした、安い日本が買わ
れているのみ、もう紙幣を自分で刷れるに日銀の買い支えは下火
担ったが、やめるとは決して云っていない。逆である。
日本人が今から買うのは、遅きに失した。「株なんか馬鹿ら
しくてやるもんじゃない」と世間が愛想つかしているときに買
わないと意味はない。高値で買って安値で売る、人間のさがで
ある。株ほど簡単なものはない、安く買って高くればいい、だ
えだ、それがなぜ出来ない?人間ゆえだろうか。
円安バブルは疑似バブルでもない。まだ何とかなる日本、中国
が本当に台湾侵攻したら中国、台湾の共倒れ、朝鮮戦争どころで
はない日本起死回生となる。中華民族の自滅である。だがどうか、
いかに中国が愚かでもそこまで馬鹿ではないだろう、漁夫の利は
いつも日本の際限を許容するとは思えない。
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