野球熱狂時代は過ぎたが、今は妙に巨人軍が懐かしい。ずっとアンチ巨人だったが

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 もうプロ野球にはほぼ興味はない、しか戦後長く、日本人
の最大の関心事は野球であった。「野球は娯楽の王様」万事
が野球中心で戦後の日本は焦土から経済成長を遂げた。その
雰囲気はもう消え失せた。日本は戦後、端的に言えば野球熱
狂国家だった、プロ野球だけではない、高校野球の甲子園大
会の熱狂、また社会人野球も。戦後、戦前に比べ、比重が低
下したのは大学野球だろう、戦前、東京六大学はプロ野球を
遥かに凌駕の人気を誇った。ともかく戦後、日本人の生活、
意識は野球を中心に回っていた、・・・が今はプロスポーツ
の一種でしかない。

 ともかく戦後長く、日本人はプロ野球に熱狂した、贔屓の
チームの試合の結果に我がことのように一喜一憂した。その
熱狂さは今からでは想像もできない、試合結果で翌日、不機
嫌、上機嫌が決まっていた。駅では争ってスポーツ紙を買っ
ていたサラリーマン、・・・・・もう過去の話だ。ネット時
代で紙の新聞の命運は尽きようとしている。まさか、という
ような確固たる商品が消え去っていく時代だ。だからプロ野
球のテレビ中継が地上波ではほほ消え去り、TBSラジオ中継
も終わった。「プロレス中継がなくなった」と驚いていたが
、プロ野球中継が実質、地上波から消えたに等しい。読売も
紙の新聞の衰退に襲われてい、紙の新聞の消滅の危機でもあ
る。以前で考えられなかった時代の変化だ。

 時代は変わる、戦後のあの高度成長期、超高度成長期n
日本、そこにあったプロ野球だが「野球は巨人、司会は巨泉」
であった。巨泉はさておき、読売巨人軍の強さ、それは川上
監督、ONの全盛、その前後の好選手、V9戦士、その中でも前
記、後期とあるが、ONの人気は圧倒的だったし、今後も日本
のプロ野球であの人気、実力に匹敵の選手は出ないだろう。

 私は根っからのアンチ巨人、とにかく巨人が負けてくれた
ら良かった。これも歪んだ巨人ファンの一種にしても、生活
がその勝敗によって色付けされていた。巨人に挑む阪神など
の選手、江夏や掛布、ホエールズの平松、V9最後は1973年
、阪神が残り二試合、一試合でも引き分けなら優勝、だが
悲惨だった。最後の甲子園での巨人戦は終了後、大荒れに荒
れた。

 だが全ては去った。もはやアンチ感情を持つほどのチームが
いない。あの日本の高度成長を支えた、川上巨人軍であった、
その中のON,柴田、黒江、高田、土井、末次、森、など、憎ま
れるほど強い、ということはある意味、本当の人気だ。弱くて
同情されるのは価値のある人気ではない。

 現在のプロ野球選手はよく知らない、阪神の新戦力と聞かれ
たら大町とか御子柴が口をついてでるし、「掛布はもうやめた
の?」だから。巨人軍も過去の強さはない、人気もさほどない。
セントラルで唯一、DH制導入を提言の巨人に好感が持てる。他
のセリーグ、五球団、「野球は9人でやるもの」、・・おいおい
「ベンチ全員の選手でやるもんだろう」と言いたい、時代錯誤の
分からず屋である。

 もうV9巨人のような時代はこないだろう。今は逆に懐かしい
巨人軍だ。


1961年の長嶋茂雄、これほどのプロ野球スターはもう出ないだ
ろう、

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