タイタニック号、沈没船観光の潜水艇の遭難、深海底の沈没タイタニックのツアー自体が誤り


 潜水艇タイタンに乗っていた5人は、どなたも窮極である。
オーシャンゲート社のCEOというべきか、ストックトン・
ラッシュ氏、77歳の元フランス海軍潜水士のポール・アンリ
・ナージョレ氏、パキスタン出身の富豪の親子、55歳のイギ
リスの冒険家、ドバイ拠点のプラーベートジェット販売業の
「富豪」ヘイミッシュ・ハーディング氏、

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 まず通信が途絶えた段階で生存は絶望といわねばならない。
BBCの番組で操縦のジョイスティックを操っていたCEOのラッ
シュ氏、このゲーム用ジョイスティックを操縦にしようとい
うのだからその設計から建造は本格的なメーカーによるもの
とは思いにくい。退職従業員の秘密暴露では覗き窓も3800m
の水圧には耐えられず1500mが限界という。ともあれ潜水艇
は信頼性が低いものだ。なにせ案内で「この潜水艇は試作品
で公的機関のいかなる認証も検査も受けていない」だから、も
う乗るなら命は捨てる覚悟、ということである。それにしても
、このような営業が許可されていたのが論外である。

 まずタイタニック沈没の現場は沿岸から遥かに遠く、気象条
件は非常に厳しい。沈没タイタニックへの潜水はその海面に到
達自体が容易ではない。さらに潜水艇に弱点がある。一回一人
3500万円の料金だったと云うが、あの寒々とした大西洋の深海
、3800mへの脆弱潜水艇での潜航は実質、自殺行為に近いと云
うほかない。私の印象では大西洋というのは非常に暗い印象を
受ける、ちょっと日本海に似ている気がする。太平洋とは何か
異なる、その深海底など、おぞましい限りである。そのタイタ
ニック沈没の深海底など、悪趣味の極みである。純粋に学術的
な調査であるなら価値はあるが、それで金儲けでは結末はもう
分かり切っていた、ということだろう。

 1500名の乗客船員が犠牲となったタイタニック号、その深海
の墓場へのツアーなど、不謹慎であると同時に必ず呪いを被り
そうで、このツアーという発想自体が奇怪と云う他ない、ハー
ディング氏の「今回が最後のツアーだろう」はその不吉な行く
末を予感もさせていたことになるが、もはや生還は許されなかっ
たわけである。

 原因は潜水艇自体に内在の欠陥の可能性が高いと思える。また
海中でなにかに衝突した、クジラ、大型生物との衝突の可能性、
もあり得る。とにかく危険ばかりである。

この記事へのコメント

killy
2023年06月22日 09:10
あの潜水艇は欠陥だらけのようですね。