沈没タイタニック号への金持ち観光ツアーをどう考えるか?痛ましい海底の墓標は見世物じゃない

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 メディアはあの潜水艇タイタンの破壊四散、その犠牲者を
悼む記事、コメントで満ちている。だが、私はここで感じる
の西洋人の「沈没タイタニック」への異常な関心、ありてい
に云うならば好奇心である。無論、あの潜水艇は会社の案内
にあるとおり、「試作品で公的機関のいかなる認証も検査も
受けていない」、また「死亡」のリスクを徹底して強調し、
乗船直前も死のリスクについて念を押される。それを承知で、
一人3500万円も払って沈没タイタニックを「見たい」という
関心、好奇心の異常さ、・・・・・沈没船は数しれず、まず
ほぼ全てが多くの犠牲者を伴っている。その中でも「タイタ
ニック号」はとりわけ関心を呼んできたものだが、沈没船は
沈没船だ。それ自体は海底の殺伐たる無惨な光景である。そ
こは同時に沈没に伴う犠牲者の墓標である。公的な使命の
探査船による調査は当然許されるが、しかし利益のために、
傷ましすぎる沈没船を深海艇で見る、はっきり云うなら観光
がモラルに反している、侵されるべきでな墓標への冒涜とし
か思えない。別に、いい子ぶるつもりはないが、1回3500万
円相当を支払えるほどの大金持ちのあのcommon gate社の
て手作り潜水艇に乗って深海3800mを目指すというのだから
、はっきり云えば全て納得づくの自業自得である。無論、亡
くなられた方、特に今回19歳の男性は気の毒だが、この営業
品目に乗るというのははっきり云うならあまりに軽率と不謹
慎の誹りは免れまい。

 commongateの社長、操縦の人物はタイタニック犠牲者の
子孫だという、そのご縁で沈没タイタニックを見るツアーの
会社を?だったら、なおさら、おかしくはないか。

 痛ましい沈没犠牲者の海底の墓標を金儲けに使うなかれ、
許されることではない。もう二度とこのツアーが再開されて
はならない。

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