高校生の手に高校野球を取り戻すことを考えよう!高野連などに奪われている「野球を行う権利」
長年の慣習による思い込みで真夏の甲子園、つまるところ
「高校野球とは甲子園での野球」真夏、炎天下、失敗の許さ
れないトーナメント型式、その勝利者は限りない栄誉!NHKは
高校野球の全面的中継を続け、受信料強制の大きな拠り所とし、
高野連、朝日新聞、毎日新聞の三者による甲子園利権を通じて
の高校野球完全支配、・・・・・・どこに一般の高校生が野球
を真に課外活動として行い、愉しむ権利が保証されているだろ
うか?全く実際はない、と云うべきである。すべてがトーナメ
ントの甲子園全国大会のため、それで日本人が徹底した、やは
りマインドコントロールの中にいる、というしかないではない
か。実際、この炎天下の勝ち抜き戦が全てで負けたら高校生活
の野球は終わる、という異常な状態に危惧をいだき、「なんと
かして夏の甲子園大会をやめさせられないか」という議論が既
に沸々と湧いているのである。
まず虚心坦懐になり、考えるべきことは高校野球は高校生の
野球を行う権利、という原点を明確化させることだ。高野連版
の高校野球はベンチ入りは20名以内、それ以外の野球部員は試
合に出場の機会もまずない。これをランク付けし、Aランク、B
ランク、などとしてリーグ戦型式高校野球を行えば真の意味での
高校生の課外活動、としてのスポーツ愛好としての高校野球であ
る。
だが古代ローマの「見世物を要求するローマ市民」のように
日本人は徹底して洗脳されている。あの炎天下の負ければ終わり
のトーナメントの高校野球が全て、という思い込みで、その熾烈
な勝負を愉しむ、・・・・・・これはおかしくないか。なにも
サッカー・ワールドカップではない。W杯だって予選はリーグ戦
である。
海外の高校野球は基本はリーグ戦型式であり、また狭義の一軍
的メンバーばかりではなく二軍以下メンバーでも独自のレベルで
リーグ戦型式で野球を行うことが出来る。
日本では真の意味で課外活動、クラブ稼働としての高校野球を
統括する全国組織はないと云うべきである。あるのは高校野球
甲子園利権団体の価値観が絶対化した高校野球だ。夏の予選が終
れば三年は退部、もう野球をやれないに等しい。甲子園大会も負
ければ全てそこで終わり、三年の場合だが、極度の勝負重視のト
ーナメント、勝つためには手段を選ばない、汚いやり方が横行す
る土壌となっている。実質、野球をやれないベンチ入り出来ない
メンバーはアルプススタンドでユニフォーム姿で応援、何も彼ら
は彼らで野球をやればいいではないか、全ては超勝負重視の場所
は甲子園限定の一発勝負で、・・・・・とうてい高校生のための
慣習ではないが、それも長く続くから、あってはならない慣習だ
が許容されてしまうのだ。
至難でも高校生の手に本来の野球を行う権利を取り戻さないと
どうしようもないではないか。世界の非常識が日本の常識、それ
ばかりでは救われる道がない。
この記事へのコメント