六曜による社会的損害は天文学的、カレンダーへの六曜記載を自粛させる国民運動を!

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 日本社会に巣くう社会的制度的な迷信として、およそ六曜
に勝るものはない。その生み出す社会的損失、損害は、その
六曜自体が全くの荒唐無稽な漢字の語呂合わせでしかなく、
それに日本人が絶対的な意味をもたせ、持たされ、限られた
時間を無為にしてしまう、というとんでもない話である。
そもそも六曜が意識され始めたのは明治以降といってよい。
無意味な漢字のこじつけである。仏教とも何の関係もない、
中国には多様な暦があり、その中に暦上の日を「大安、先勝
、友引、先負、赤口、仏滅」という六種類の吉凶に分けた、
あの中国の暦注である。「仏滅」を非常に不吉な日として
避けることによる、有効に日を使えなくさせているという
日本の社会的な損失は計り知れない。広く一般化したのは戦
後ろの琴絵、カレンダー業者の営業戦略として始まり、それ
が堅固に定着したのだが、カレンダー業者の思惑と離れてこ
の「六曜」はあり得ない。そもそもカレンダーに記載すべき
ことではないない。

 「仏滅」と勝手に漢字がこじつけられただけの話で仏教に
関わることでは全然ない。元来「空亡」が「物滅」にすり替え
られ、その「物」が「仏」にまた知り変えられて、凶の象徴の
ように、こじつけられたのだ。

 「友引」も「共引」であり、引き分け的な意味で凶でも吉で
もない、という程度の意味でしかなかった。いつからか発音が
類似なので「友引」と変えられ、意味も悪いことに共を引き寄
せる、とアホらしいこじつけが行われ、日本社会に定着したの
である。

 仏滅、友引、赤口などに当てられた曜日はタイミングに適し
ていても有効に利用されないという、この社会的な不利益は、
さらに半永久的に今後も続くのだろうからその害毒、生み出す
損失は天文学的だ。

 論じるに全くあたいしない荒唐無稽な迷信でも、巧妙に人間
の弱さにつけ込んでいるわけである。そもそも中国の勝手な暦
上のことであり、日本人には関係ないことだ。それを推進した
のはカレンダー業者であり、ネットカレンダーでさえ六曜が
記載されている。日本人、日本社会のあまりに深刻で大きな
問題で反六曜の国民運動でも起こさないとどうしようもない。
まずかカレンダーへの六曜記載を自粛させることから始めるき
だが、これさえ至難だろうか。

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