ビルド&スクラップ、コストパフォーマンス追求こそバラ栽培の基本、バラは鉢で育てるべき理由
バラの命は花である、花に魅力がなければいかに健康に枝葉
を茂らせてもまったく育てる意味はない。切り花にしにくいバ
ラでも見て楽しめる、惹きつける魅力があればそれは文句はな
い。だが花に魅力がない、最初のうちは見事な花だったが、色
も年々魅力がなくなる、花が小さくなる、あまり咲かない、な
ら躊躇せず空きから冬に二年生大苗を買って冴えないバラはス
クラップすべきだ。
バラについていろんなことが動画などでも、もちろん本でも
言われているが、全ては花の魅力だ。病害虫は防ぐべきだ、肥
料もタイムリーに、鉢バラは水やりが大変だが、日々、観察す
ることで異常を早く知ることができる。台風が来たら自由に位
置を替えられる、
極端に成長が悪化、花を咲かせなくなったバラは忍耐強く、
復活を図る、それはそれで尊いかもしれなが、バラの目的は
花自体だ、しかも品種が多い、育てられるバラの品種の数は限
られている。常によリ美しい花を見られるようにビルド&スク
ラップが行える、というのがバラの世話をする最重要の原則で
ある。バラの登録品種の数は4万種を超える。常に新しい、よ
リ美しい花を咲かせるバラが求められ、新品種が開発されてい
る。
だからビルド&スクラップを可能と、容易にするには鉢でバ
ラは育てるべ紀ということは必然だろう。地植えでは根こそぎ
全て引き抜いて別の品種に変える、ということは難しい。鉢な
ら自由自在である。思うように花が美しくないという事態は現
実に多い、年々、花が劣化することも珍しくない、徐々に株が
低調になりやすいのがバラだ、ならその復活に過剰な労力、経
費をかけるより、潔く二年生大苗を買って入れ替えるべきであ
る。やたら大きくなって根を張ってしまう地植えでは入れ替え
、は非常に手間がかかる、シロウトでは手に負えなくなる。だ
が鉢ならいくらでも融通がきくわけである。さほど大きく育た
ないがこれは好都合だ、花つきも地植えよりはいい、ただ水や
リの手間がかかる、冬の植え替えは非常な労力だ、ここでその
旧来の株を処分し、新たに大苗を購入したら翌年は素晴らしく
花が咲く。バラは育てるのに、水道代、病害虫駆除の薬剤、肥
料、培養土など多く経費がのしかかる、つねに「コストパフォ
ーマンス」が問われねばならない、のもやむを得ないのだ。
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