人類は大丈夫か?人新世ドグマは資源の枯渇で幻想以下、「ローマクラブ」を忘れるな

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 いよいよ人類も終焉か、といやでも考えてしまう。テレビ
は午後の「みやねや」、私は見ないが、今日、車の業販店に
新車購入に関する話ででかけ、ちょっと長く話したが、とに
かく番組の大半の時間が、気象、天候の話ばかり。他になに
か話す話題がないの?テレビを業販店(モータース)で見て
感じた。ニュースを見ると土鍋の必須材料、国内では全く算
出しないリチウム含有物のペタライトが鉱山を中国が買収し
たために全く入らなくなり、土鍋も今年で終わりそう、とい
うことである。代替資源を、といってペタライトに変わり得
るような資源はまず見つかる道理もない。ペタライトは中国
向けにしかもう出荷しないという。アフリカの鉱山である。

 とにかく今の段階で資源が急迫している、ペタライトだけ
問題な訳ではない、リチウムそれ自体の価格が急騰している
のである。EVの阻害要因を国内メディアはまず報道しない、
EVのバッテリーはリチウムを超莫大使用する、2021年に比べ
たら今年のリチウム価格は10倍以上なのだが、全くメディア
は報道しない。しかもリチウム、コバルトなどEVで最重要な
資源は中国が先手を打って鉱山を支配している。

 EV,水素燃料電池車はそれ一台を取り出すと(欠点も多いが)
実用には十分、供せられるが

 社会全体からEV,水素燃料電池車では「つじつま」が合わな
くなるのである。つじつま、が合わないとは資源の枯渇、水素
エネルギーから1を得るために物質から水素を分離して単体の
水素を得て、それを保存、運搬、水素ステーションの維持にか
かるエネルギーは10となってしまう、「ナンセンスエネルギー」
ということである。EVについてはそれ自体に使用上の成約が多
いが、あまりに資源濫用でリチウム、コバルト、さらには極度に
埋蔵量の少ない銅資源、レアメタルマンガン、ニッケル、インジ
ウム、ガリウム、亜鉛、スズ、アンチモン、、これらはEV化が
なされないという前提でも2050年には現在の限界埋蔵量を使い
切る、のだから、「際限もない資源濫用」の「脱炭素」社会では、
早々に人類文明自体が終焉の危機を迎えるに等しく、「人新世」
などと壮大な幻想を振りまくことがいかに非現実的かということ
だ、

 無論、資源といって水資源、地下水の過剰な汲み上げ、北米
とインドで顕著だと云うが、地軸の傾きをまねき、これこそが
正真正銘の「気候変動」の原因になりかねない、ということが
近年、問題にされているが、表向きは「二酸化炭素一元論」の
嵐である、風前の灯の資源の埋蔵量など「考える必要はない」と
云う傲慢さである。だがすでに、リチウムの価格高騰はあまりに
激烈であるし、そもそも今後、供給し続けられる目処などないわ
けである。

 このような、極度の資源濫用を絶対的に正当化するドグマを
蔓延させて(巨大な力」でもメディア支配でその困難さから意
図的に目をそらせさせる、その結果は近い将来の破局というほ
かはないであろう。

 この頃、世界を支配し、マインドコントロールする「巨大な
力」、得体のしれない巨大な力、その真の目的はなにか、であ
る。既成メディアはこの点について全く教えてはくれない。そ
の道具となるのみである。

 久保亮五先生が1968年頃、対談で「人類の寿命はあとせいぜい
200年くらいではないか」と喝破された、それが頭から離れない。

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