なぜ深刻な薬品不足、容赦ない薬価引き下げとコロナワクチンへの天文学的支出
現在、医療機関で薬品の不足が深刻化している。従来は全
く不足など考えられなかった薬品でも極端な数量制限、また
は在庫なし、さらに医療用品、材料に不足、在庫不足、数量
制限がやはり目立つ。歯科でも困り果てているのは必須の局
所麻酔薬カートリッジである。販売における数量制限がひど
い、抗生剤もである。ロキソニンは在庫なしが従来多かった
が何とか最低量近くは購入可能だが、医科では歯科と比較に
ならない数量を処方するから、日々の診療の継続が困難では
ないだろうか。
大きな原因は新型コロナワクチンの超大量製造による影響、
そのワクチン購入、日本政府の天文学的支出、全国民の「
8回分」のワクチンを購入!したというから、これは2022年
までであるが。純粋にワクチン購入費用で昨年末まで4兆円
を超えている。
ワクチン製造工程で局所麻酔カートリッジ製造に使う材料
を大量仕様のため、局所麻酔カートリッジが入手困難である。
ムダな薬が使われなくていい、というが筋違いである。鎮痛薬
は背に腹は変えられず、抗生剤も炎症疾患が大半の歯科ではま
ず必須である。何よりも局所麻酔カートリッジである。
医科では歯科とは異次元の薬剤処方だが、解熱鎮痛剤の不足、
抗生物質、咳止めの不足が目立っている。それが全病院の94%
に及んでいるという。
それともう一つの大きな要因はあまりに薬価切り下げで国内
製薬の投資意欲がすっかり消退していることだ。供給不足の要
因の中でジェネリックの製造における不正行為の発見により、
保険認可が取り消されたケースが多い。これも薬価切り下げが
実は基本的な要因として存在する。
コロナワクチンへの天文学的支出と薬価切り下げは現状では
密接にリンクしている、と言わざるを得ない。ここまでの常軌
を逸脱した大盤振る舞い、連続的な「ワクチン」接種奨励、あ
まりの異常さとあまりのすさまじい薬価切り下げ、しかも従来
から切り下げがつづいており、もはや製薬へのダメージが大き
すぎる。他方で海外の巨大製薬への利益奉仕は巨額を超えてい
る。
何もかも異常だ、そこまでしてなぜ?だが現実の医療現場は
混乱である。
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