読売、日本テレビ、読売テレビと警察庁との深すぎる関係、その世論操作役としての役割り

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 読売新聞は戦前、経営難を極めていたが内務省出身で元
警視庁警務部長で虎ノ門事件の責任を問われ懲戒免職となっ
た正力松太郎が買収し、拡大し、戦後は発行部数で首位となっ
ているのは周知のとおりだ。読売新聞、その系列の日本テレビ
、関西の日テレ系だが独自番組制作も多い読売テレビ、その報
道姿勢、番組制作の極度の国策の推進広宣を超えた、とくに警
察庁の施策推進の世論操作、扇動期間となっているという事実、
これは別に事新たに指摘するまでもないにせよ、それは極度に
顕著になっていることは重大である。

 正力松太郎が戦前から戦後を通じ、一貫して保守政治の中枢
にあり、終戦後A級戦犯として逮捕拘禁されたという事実、戦後
も政界に早々と復帰、1955年から死去した1969年10月9日まで
自民党の富山県選挙区選出の衆議院議員であり、科学技術庁長
官時代から原発を推進し、自民党総裁の座も狙っていたという。

 ここで述べたいのは正力松太郎に由来する読新聞、日テレ、
読売テレビなどの報道内容、番組制作のコンセプトは内務官僚、
警察官僚出身(懲戒免職になったとはいえ)ということが最も本質
的な方向性となっていることである。読売は従来、時として、
まず他の新聞が載せないような公安関係の記事を載せていたの
も戦後の読売の特質だった。(そんな読売も1970年前後、左傾化
したことはあったが)

 この警察官僚なるものは、例えばかって読売テレビの社長でも
あった「青山行雄」、広島県府中市出身、一高、東大で警察官僚
となったが正力松太郎にスカウトされ、読売入り、北海道読売の
社長などを歴任し、大阪の読売テレビ社長となった。洋服の「
青山」の創設者の青山五郎の兄であり、青山兄弟の長男だった。
読売テレビ社長となっても警察官僚だったのはダテでもなく、
「大阪府警友の会」会長も、・・・・・・これからまず出てくる
ことは読売が警察庁、公安の意を汲んだ報道、番組の制作を行う
ことである。最近は読売、みやねやが「高齢者は危険」キャンペ
ーンに熱心なのは警察庁の「認知症を国民管理に利用する」とい
う警察庁なりの一大目的の推進の全面協力しているわけである。
余談だが青山行雄の妻は矢掛町の「麩製造業」の娘であり、叔母
の同級生だった、青山行雄の自宅は箕面にあり、叔母もよく遊び
に行ったそうだが、その性格の悪さには閉口し、とにかく「一高
出」を最大限自慢するという特質があったという。

 ふと昨日、家族がテレビ好きで私は聞きたくも見たくもない
日テレ、読売テレビの番組内容を知って、あまりの警察庁と一体
化の番組制作に怒りを禁じ得なかった。

 ただ一般庶民はこのような事実にさほど通じてもいないので、そ
の警察庁の意を汲んだ番組制作を真に受けてしまうということはあ
る。注意を喚起したいがそれも容易ではない。

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