【地域の話題】岡山県、高梁川のついに取水制限、あまりの少雨傾向、来年2月には貯水ゼロの可能性
岡山県は本日、11月8日、ついに高梁川水系の取水制限を
11月14日から開始と決定した。同時に渇水対策本部の設置
も決定した。昨年、2022年は旭川水系で取水制限が行われた
措置に続くものだ。高梁川水系の主要な6つのダムの平均貯
水率が現在は42.1%、このままでは40%を割るのも時間の問
題というわけである。さらに、まとまった雨が今後、降らな
いと、来年2月には貯水ゼロ、涸渇だという。
だが、昨年から岡山県は本当に少雨である。今年の梅雨は
まずまず降雨があって、その点では昨年よりはマシであるが、
それ以後、まとまった雨はほぼない。他地域で、例えば関西
や四国でまとまった降雨があっても、岡山だけ雨雲がすり抜
けるという、まさしく「晴れの国」岡山らしい真骨頂が如実
にでてしまって、最近も僅かな降雨が一ヶ月に一、二回ある
かなしか、なのである。降っても僅か、次は9日に降雨の予
報だが、これも降雨量は期待できない、降水確率も下がって
いる。
上水道2%、工業5%、農業20%のかっとであるが、「
このまま雨が降らないと」だが季節は冬に向かう、雨はま
すます遠のく、水不足ほど困ることはない。1994年の大渇水
、ただし関東以北はあまり渇水でもなかったようだが、あの
苦い記憶も生々しいものがある。
雨乞い、人工降雨の研究は古来、なされているが、最近は
ほぼ噂は聞かない。もうその段階かもしれない。地下水脈に
期待できない日本は全て降雨、降雪だけが得られる水である。
事態は深刻である。本当に気が気でない。
この記事へのコメント
3つのダムが緊急放流する図は、ダムファンには格好の場面です。
この後の夕立でも貯水すればいいのに、放流していました。