ビッグモーター事件の残念な教訓、「悪はやったほうが結局、得だ」これが日本の現実

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 今や蛇蝎のごとく嫌われている中古車業のビッグモーター、
伊藤忠が買収を検討しているとの報道である。ビッグモーター
という名前を名乗る限り、伊藤忠もイメージ悪化は避けられな
いが、その販売店網の多さ、どうもEVが絡んでいるようだ。端
的に言うなら、リチウムはリサイクルできない。さりとて超莫
大のリチウム資源を乱用のEV用のリチウムバッテリーは寿命が
尽きての中古品が大量に出る。国もEVから将来、大量に出てく
る中古の使用済みリチウムバッテリーを「再生」する以外に、
その需要を満たすことは不可能と踏んで「中古リチウムバッテ
リー再生」を目論んでいる。つまり将来は「中古車」がその意
味で死命を制する?という思惑が伊藤忠にあるようだ。だが、
その通りになるだろうか、

 だが現実、寿命を迎えたリチウムバッテリー、まして大型
リチウムバッテリーの「再生」使用は目処は現実ないと言わざ
るを得ない。ニッケルなどの金属は回収できてもリチウムの回
収は不可能である。現状では再生使用など夢のまた夢で、回収
自体が出来ないのである。劣化したリチウムバッテリーの再生
化は不可能としか思えないが、思惑ばかりが先立っている。
端的に言うならばEV中古車には、当然ながらまだ使用可能な
中古バッテリーが搭載されている、単に中古バッテリー狙い
というのが伊藤忠の目的であり、新品化という意味の再生は
不可能である。だが、既成メディアが囃し立てるような時代
になるとも考えにくい。

 それにしても些細な自動車保険不正でも警察は意気盛んに検
挙、取り調べ、検察に送るのが常だったが、あの組織的な、出
向した損保社員まで絡んでの自動車保険の不正の茶番劇に警察
は実質、全く手を出そうとしない。これが建前は「法治国」の
日本なのだ。理由は警察庁の天下り先の有力な企業が損保であ
るからだ。利権が絡むと警察に正義も何もあったものではない、
ことも証明されたわけである。

 車検などは「ちょっと手間がかかる」整備はすべてパス、や
ったことにしての実質ペーパー車検ばかりだった、という元整
備士の言葉がある。そのくせ整備士は高給の極み「高給だった
から日本人整備士が多いのも魅力」と伊藤忠のコメント?そりゃ
ペーパー車検で請求は過剰な請求だから儲からないはずはないだ
ろう。

 それらの従来なら新聞にデカデカ載るような不正が無尽蔵でも
利権が絡むと役人は一切不問だ、これが日本の現実なのだ、悪は
やったほうが得、悪の限りでボロ儲け、いやというほども受けた
から、会社をやめて超有名人の元邸宅を購入、悠々自適、伊藤忠
が「創業家の影響力排除が条件」?笑わせるとはこのこと、悪の
限りのボロ儲けで会社をやめた、もう頼まれても「創業家」は、
あんなビッグモーターに関わろうとしないよ。悪が出きてこその
ビッグモーターだったんだから、・・・・・例もない保険不正、
あの創業車中が「どうせ客に分かるはずないだろ。誰も見てない
んだから」で、べつに不問である。

 本当に情けない、教えられる「教訓」だ、悪はやったほうが得、
ということだろうか。

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