銀河学院(広島県福山市)、全国高校女子駅伝の中国地区代表に。監督は元興譲館監督の森政氏
11月19日(2023年)日曜日、高校駅伝中国大会が山口県で開催
され、、女子駅伝広島県予選二位の福山市大門町の「銀河学院
高校」が優勝した。県予選二位で中国大会優勝とは、並々なら
ぬ意欲に満ちていたわけである。監督は福山市に近い岡山県の
井原市の興譲館高校で高校女子駅伝、都大路で二度優勝の経験
の森政監督である。森政監督は興譲館勇退後はTOTOの監督をさ
れていたが、銀河学院の女子陸上、駅伝の監督に就任した。
したがって中学にも足を運び、有望そうな女子選手のリクルート
にも励まれた。興譲館高校出身の新谷選手も選手への訓示など、
森政監督に代わって行うなど全面協力だ。
ところが「銀河学院」正直、いい校名である。非常に古い伝
統をもつ同じ福山市の現在は共学中高一貫となってはいるが、
あの「盈進」高校の字面の悪さ、語呂の悪さと比較すると格段に
好感が持たれそうだ。
だが全く無名、全国には全く無名な「銀河学院」だがNHKで
テレビ中継される高校女子駅伝の全国大会出場で一躍、その名
が知られることとなった。スポーツには熱心な銀河学院だが最
も有効なスポーツは?実現性がある、は女子駅伝、でまさしく
正解である。高校野球で同じ福山市大門町の「英数学館高校」
が一昨年夏の広島県予選で広陵を破って「英数学館って?」と
全国の人はあっけにとられったが、予選止まりでは知名度確立
には弱い。だが英数学館に近接の銀河学院高校はついに全国区
の知名度を獲得し得たのである。全国大会でも上位が期待され
る。
実は前身は福山女子高校、なのだがこれも1980年創立と新し
い、やや低迷してが共学化、さらに中高一貫で面目を一新し、
高校駅伝で知名度向上は神戸の須磨学園、前身は須磨女子とい
う低迷を極めた女子高校、から共学、中高一貫化、女子駅伝で
名前を全国に、というケースとほぼ類似である。須磨女子は実
は戦前からの古い歴史があるが。
福山市は広島県といって安芸の宮島の広島県と異質な備後、
そのまた備中との境に近い、したがって岡山県西部と関わりが
深い。森政監督就任も自然の流れ、というべきか。都大路での
走りが楽しみだ。
アンカーの細見選手を迎えた森政監督
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