ロシアはすでに目的は達成している、ウクライナ紛争、ダラダラ長期戦の行く末は
中東が揺れ動いている、激動である、当分、収束の見込みは
ない。世界の火薬庫である中東に再び火がついた、・・・・・
そこでウクライナである。プーチン大統領の誤算は確かに存在
し、国家としてはまず破綻国家、西部のネオナチ部分、中央の
ウクライナ文化を継承の本来のウクライナ、東部のロシア系住
民多数地域の分裂国家である。ソ連解体後、スマートに共産主
義から脱却し、国家建設を成功させたロシアに対し、まったく
崩壊寸前のウクライナ、ウクライナには確固たる国家概念がな
い、それは当然でソ連邦成立で人為的に真のウクライナの中央
部分に全く異質な西部、東部を形式的に結合させ、それをソ連
邦の「ウクライナ」とした、・・・・・その矛盾が結果的に、
ソ連邦が解体して噴出している、というに過ぎない。
プーチン大統領の誤算もある、ここまで欧米がウクライナを
軍事支援するとも思っていなかったこと、国家意識の希薄なウ
クライナ、小ロシアたる真のウクライナは中部だが、ロシアの
侵攻が逆にウクライナに乏しかったはずの国家意識を目覚めさ
せたかのようなこと、プーチン大統領はアゾフ大隊のような、
危険なネオナチ組織の台頭、ロシア系住民殺害などを考慮して
軍を侵攻させたが、欧米からの莫大な軍事支援でロシア軍は、
思わぬ以上の苦戦を強いられている、のは事実。だが要はロシ
アは東部、また北部、アゾフ海沿岸、黒海沿岸を手中に収めて
て東部をロシアに編入している以上は実質的に目的を達成して
いるというほかない。これからは取り残した東部の要所の奪取
だろう、・・・・・ゼレンスキーは停戦には一切応じず、領土
奪還を咆哮し、なおアメリカなどは軍事援助継続というくらい
で昨日もアメリカ国防長官がキエフを電撃訪問、1億ドルの軍事
援助を行うと宣言、・・・・・・
だが落とし所を見出そうとはしていない、ゼレンスキーの領土
回復の主張に今後も付き合うということだろう。中東は煮えたぎ
る、ロシア打倒の一念で、プーチン追い落としの一念で今後も、
ダラダラ軍事援助を続けるということだろうか。
結果的に中国軍の相対的な軍事優位は高まるばかりだ。すでに
アメリカ軍を追い越したとも言える。「バカどもには勝手に戦争
をやらせておけばいい」徳川家康のスタンスだ、
日本はどこまでも「欧米」に阿諛追従、国内既成メディアも
大戦中の大本営発表のようなウクライナを我がことのような、
熱狂的偏向報道が続く。国内メディアでは真実はわからない。
ロシアは取りこぼした部分を攻略し、既に獲得した部分を守れば
いい、だが欧米の軍事援助は続きそうだ、落としところが見当た
らない。そうなったら、・・・・・なにが起きるか、全てはその
一点である。
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