殺意を呼ぶ隣室の騒音、集合住宅で鬱積する憎しみの暴発


 いささか戦慄だが、東京の江戸川区の集合住宅、安アパート
風ではなく1DKかそれを超える程度の部屋のコーポ、マンショ
ンだろうか、80歳代の女性が隣室の74歳の男に両耳に包丁で切
りつけ、左耳を切り落とすという惨劇が生じた。隣室騒音に起
因する傷害、殺人事件はじつは多い。暴力事件、暴力沙汰は実
数しれない、今もどこかで起こっている、と思えばいい。

 この種の狭いマンション、コーポにおいては大阪府大東市で
2021年4月28日、3階に住む京都府出身の大阪産業大学の女子学
生が上の階、真上の部屋に住む男に殺害された例がある、歴史
的には「ピアノ殺人事件」、別に集合住宅の隣室に限る話では
なく、戸建て住宅でも、近くの家の騒音、犬が吠える、近所の
人が家を出たら屋内から室内犬がいつも吠える、車のアイドリ
ング、吹かす音がうるさいとか、話し声がうるさいなどとトラ
ブルになりやすい。公園で子供が遊ぶ声がうるさいと信州大の
元教授のクレームで公園を閉鎖したかと思えば、今度は公園の
閉鎖の工事がうるさいと周辺からクレーム、・・・・静かな
環境は誰しも望むことで非常に重要だが、狭いところに人口稠
密の日本、実際に生活する場合、最大の問題が近隣騒音である。

江戸川区西小岩4-6-5、都営アパート

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 別に通常当たり前な音でも「うるさい」と思い始めたら地獄
化し、それが積年の鬱積した憎しみを生み、ついには暴力行為
を超えて殺人行為になるケースは、潜在的には日本中にあり
得る。・・・・・しかし最も可能性があるのは集合住宅である。

 今回は80代女性だからガンガン音楽を鳴らすとか、友人知人
を集めて騒ぎ立てる、話し声が大きい、麻雀を一晩中やる、な
どはないはずだが、それが単にお風呂の水音、水道を出す音、
水洗便所の音、など些細と思われる音でもこれを気にし始めた
ら憎悪は醸成され、殺人行為にさえなり得る。

 大東市では女子大生がときどき、大勢、大学の友人を集め、
パーティーをしたり、大きな音を出していてこれが、、メッタ
刺しとなった。騒音が気になり始めたらそれは簡単に殺意に至
るものなのである。

 まず集合住宅なら騒音の発生に最大限注意すること、人をあ
まり部屋に呼ばないこと、音楽などを大きな音で聞かない、水
道のポタポタ音でも殺人にさえ至る可能性はある。

 完全に防ぐ手立てはない、集合住宅に住まない、も無理な話
である。実に大きな危険に身をおいている、という自覚だろう。

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