自動車の13年、18年経過後の自動車税、重量税の大幅引き上げという悪法、なぜ選挙で争点にならない?

私は日本の民主主義という「上からの建前」は全くの有名
無実言わざるを得ない。日本という国において法律は基本的
には政治家と官僚の談合で全て作られており、民意が実質的
に反映しているという民主主義の必須の要件は全く欠いてい
るわけである。学校教育から「日本は西欧やアメリカと同じ
民主主義国、対して~は」と叩き込まれて、結果、思考停止
の思い込みに陥っている、というほかない。日本の国政選挙
は小選挙区ということでさらにエスカレートしているが、そ
の政治風土からして選挙はやる前から基本的に結果は決まって
ている。政治家と官僚の談合で法案成立、施行となった悪法で
国民が困り果てている場合でも選挙で絶対に争点とされない、
メディアは馬鹿騒ぎするが漠然たるお題目、景気回復とかしか
「争点」にされない、メディアが意図的に仕向けるとも言える。
結果は既成政党間の多少の議席の増減があるだけで、最初から
結果自体が分かりきっている、「一票に願いを」が愚民化の極
致でしかないのは否定できない。
その悪法は数しれないが、国民に、さらに国民経済に大きな
被害を与えているものにエンジン車、LPG車、無論ディーゼル
車もエンジン車である。13年目、18年目で自動車税、自動車
重量税が大幅に引き上げられる、それは「環境」名目である。
燃費のいい車は優遇という、だが現実を考えてほしい、バカで
かい高級車でハイブリッドというだけで実際の燃費などいた
って悪いのにエコカー減税され、さらぬ13年目、18年目の大幅
な税金引き上げがない。
ドグマをひたすら絶対化し、ドグマを徹底的に利用し、利権
拡大、愚民化はメディアが行ってくれる、既成の新聞などがそ
の代表だが、比較的低価格で庶民が買える、コンパクトカー、
軽自動車などはそもそも低燃費である、ハイブリッドでエコ
カー減税され、永久に税金の上がらない大型車と燃費を比べて
ほしい、都会地の富裕層が好んで買う大型のハイブリッド、その
中にはSUV的な車も多いがカー雑誌の調査でも燃費は軽四、また
コンパクトな順エンジン車よりかなり悪い、あまりまえだ、その
重量を考えれば明らかだが、地方、田舎で生活のためコンパクト
な車、また軽トラックでも軽四でも、また軽量なLPG車、まず燃
費はいい、13年を超えたから燃費が悪くなるという事実もない。
現実の問題でエコカー減税による地方税収入をこの悪法で補い
たい、という切実!な必要性があったにしても、悪法は悪法だ。
自動車税は地方税であり、エコカー減税実施以前より、地方の
自動車税収入は20%ほど減少したともいう。自動車税は地方の
公共事業予算の重要な財源だから相次ぐ国によるエコカー優遇
政策で相当ダメージを自治体は蒙っている、それを補うため、と
いうわけだろう。自動車重量税は国税で田中角栄の提唱で「自動
車新税」として始まったものだ、国税である。国税は各省庁の権
益、省益そのものだから、国税は容易に引き下げも行わないわけ
である。重量税は国土交通省所轄の国税であるが、これもその
省益であるから、政治家も聞く耳を持ちそうにはない。
もう物資が有り余っている時代ではない、発注しても資材の高
騰、不足、樹脂パーツの不足、半導体の不足、一過性ではない。
車両価格も高騰、納車は長期間かかるケースが多い。容易に買い
かえなど出来ない。そもそも基本、車のように高価な商品でわず
か13年で実際の状態を無視し、「環境に悪いから乗り捨てろ、買
い換えろ」などという馬鹿な国は他にないだろう。モノを大切に
、資源をたいせつにこそ、環境問題の基本だろう。資源濫用、リ
サイクル不問、ただ超単純なドグマ、「二酸化炭素」、「燃費」
をもって常軌を逸した悪法を強要する国のどこに真の環境意識が
芽生えるだろうか。そんな悪法も是正できない政治家を繰り返し
選挙で選ぶなど、愚民化路線に乗せられているだけである。
この記事へのコメント