あゝ、若い頃のバイクの「バイクの限定解除」は全く無意味に終わった、貧しくて大型バイクなど買えず


 いささか、テーマ的には古色蒼然であるが、その昔、になっ
たが私の学生時代、特に1970年代後半からは大学生、若者に
は大変なバイクブームがあった。バイク雑誌も活気に満ちて
いて、男子大学生の最大と言ってもよい関心の対象がバイクで
あった。日本の四大メーカーも競って新車をリリース、世界の
バイク市場は日本製バイクが席巻した。スマホなどない時代だ。
大学は都会に多いし、大学生なら車よりバイクが持ちやすかっ
た、駐車場の問題もあった。今でも駐車場確保は難しい。だが
現在の男子大学生へのバイクへの関心はかっての、1970年代、
80年代の数%もないように思える。

 当時、401cc以上のバイクは自動車試験場、県の自動車試験場
での直接実技試験に受かるしか方法がなかった。教習所では取得
できなかった。したがって大半以上は中型免許までで満足するし
かなかった、正直、中型バイクを超える大型バイクが必要とも思
えなかったが、要はナナハン免許は若者の憧れであったし、550cc
から750ccまでのナイクは魅力的な新車が多かったものだ。

 私は甲子園自動車教習所、今もあるの?西宮市で中型免許まで
は取得した。中型を取りに来ている人は免許を取得したらツーリ
ングとか、中型免許バイクを当たり前に購入するわけである。だ
が私は当時は貧困だった、家はあの有り様、だし、新車の中型バ
イクなど高嶺の花、辛うじて中古のホーク、250を買ったが魅力
は乏しかった。新車の高級バイクが買えないならせめて限定解除
を、と明石の運転免許試験場にチャレンジが30回を超えた。正直、
ナナハンバイクの巨大さに「こんなバイク、必要ないな」とは痛
切に感じたが、何故か限定解除が目的化してしまった。

 辛苦の挙げ句、バイク、限定解除は達成したが、皮肉なことに
そこでバイクライフは終了してしまった。地元に戻って軽自動車
に乗る羽目になったのである。バイクは若い頃しか乗れない、乗
るべきでない車両である。中高年で大型バイクに乗る人は多い
が危険と思う。やはり四輪にのるしかない、国は高齢者から運転
免許を剥奪するキャンペーン、政策はやめてほしいと思う。快適、
安全の生活のためである。

 しかし時代はバイク自体、入手が困難な時代が到来した。考え
られない時代の到来である。今からでも?それはあり得ない。

 ダサかったホンダ、ホーク 250cc。

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