株で金を殖やそうと思うな、減らない定期預金はすばらしい

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 株価が上昇している、株が上がるとは、要は「これから上が
る」と思う人の数が「株を売りたい」と思う人の数を上回った
ら上がるだけ、政府の誘導にnisaからまた新nisa、別に投信の
ここの商品名ではなく政府の制度である。言葉巧みに政府は誘
導き、また「周囲」に「nisaで儲かった」という人がいる、だ
から飛びつく、・・・・・・。実際、平均株価の上昇を見たら
政府の思惑は頭に当たっている。株を買いたい(nisaをやりたい)
人が売りたい人を大きくわ回ってかっての1990年ころだろうか、
のバブルの最高値を突破は時間の問題だろう。実体経済とは無
関係というより、むしろ相反関係だろう。実体経済が冴えない
からマネーゲームで、ということだ。政府の大衆操作は実に株
価上昇という目的で大成功なのだろう。

 だが根本の重要なこと、「金を殖やそうとしてはいけない」
特に株式、投信などの金融商品で、である。

 最もいいのは複利で元本をどんどん殖やす、一定上の金利な
らこれにまさるものはない、途中で配当金を受け取るようなも
のは下の下である。以前、2000年すぎから円高、豪ドル安で、
豪ドル外貨定期、金利は5%を超えていた、これは複利で元本
を雪だるま式に増やせるわけで結果は大成功だった。逆に言え
ば、複利で元本を雪だるま式に増やせるなら「金は殖やす」べ
来、株式金融商品などゴミと思えである。

 もちろん株で儲かるときもある。東北電力を以前、16年ほど
前だったか、買ったらすぐ上昇、いたって短期で60万ほど儲か
った。こんな簡単にまとまったお金が儲かるなら、と再び、他
の大企業、買えども買えども上がらない、損失となって東北電
力などは瞬時に帳消しとなった。

 株の儲けなど悪銭身につかず、になってしまうし、配当金型
の投信など、nisaがそうだが、私に云わせれば愚の骨頂だ。配当
金タイプは基本、複利効果はない、まあ株だから複利も単利もな
いようなものだが、~万円もらった!と喜ぶようでは本当の金を
殖やすには縁遠いわけである。

 平均株価が昔、4万円寸前、おつきあいで和光証券!で知人?
が100万円購入した、個別株なら何倍、なんてザラの時代、5年
後、手数料を引いて戻ったのは95万円だ、投信は証券のゴミ箱と
は云われるがではnisa、新nisaでゴミ箱でなくなった、とは誰も
いってないだろう。他人が親切にご丁寧に殖やしてくれました、
まあ絶対ないとも云わないが、定期預金の「減らないこと」の
大切さを思い知るだろう。

 定期が複利で元本雪だるま、こそ理想だ。昔のバブル時代は
空前の好景気、空前の高金利、郵貯の定額貯金は10年で確実に
2倍になった、のである。・・・・・・・がそのような夢のよ
時代はもう来ない、が定期預金は依然として魅力だろう。なぜ
なら0.00002%も金利がついているんだから、である。減らない
魅力を知るべしである。本業に勤しむべしということだ。

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