日本人の点滴信仰と点滴信仰につけ込み、利用する医師たち。高カロリー輸液は百害あって一利なし

いつも痛感するのは日本人の点滴信仰、その点滴を無意味
と知っていながら、その信仰につけ込んで医療収入を巧みに
大幅に得ている医師、病院の姿である。ごく普通の生活で日
本人はしばしば「ちょっと疲れたから点滴をやってもらいに
行ってくるわ」、「体調が悪いから点滴をやってもらいに行
く」とか、まあ水分を取ると下痢するから点滴でとか微量の
電解質を点滴では無意味ではない、だが点滴の効用は基本、
それくらいなもので基本的に
高カロリー輸液は百害あって一利なし
というほかない。ガンで臨死状態、そこで「リンゲル液」を
点滴注入なんてたまに聞く、昔やよくやったものだ。でも何の
意味がある、何分か延命?絶対不可能ともいえないが、無意味
なことであることに変わりはない。点滴で高カロリーや栄養素
を決して点滴で注入するものではない。無意味以上の弊害ばか
りである。
近年、目立つのは「中心静脈への点滴」推奨である、末端静
脈のようにボロボロになることはないが、しょせん栄養を血管
から注入してもやはり肝臓を経由しないから栄養摂取という点
では無意味である。中心静脈点滴での栄養注入は肝臓の代謝を
経由しないからやはり栄養を利用できない。利用できるのは極
めて限られた量である。したがって末端静脈点滴栄養でもあろ
うが麻酔をしての中心静脈点滴栄養であろうが絶食と変わる点
はない。それはは医師(病院)も知っているのだが、点滴は
医療機関、病院にとって確実な医療収入となるのである。保険
診療規則でも点滴栄養への制限は別に定められてはいない。
日本人が点滴信仰を持っている、また保険診療でも認められて
いるならこれを利用しない手はない。その本音はネット情報を
見ても読み取れる。信仰を持っているなら賢く利用してやろう
である。日本っ人は点滴に神がかり的な信仰を持っている、
無知はつけ込むに如くはなしということである。
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